HEDD Audio HEEDPhone用ケーブル Belden1804A デュアルモノラル *Numberd

HEDD Audioは2015年のドイツで設立されたブランドですね。
創設者はHEDD Audio設立前よりスタジオモニターを作っていたようで、スピーカーはとても貫禄のあるものに仕上がっています。
そんなHEDD Audioが満を持して放ったヘッドホンが、HEDDPhoneです。

HEDD Audioのモニタースピーカーには、サブウーハーを除いて高域用にリボンツイーターを装備しているようですね。
トレードマークとも言えるそのリボンツイーターのハイルドライバー構造を、そのままヘッドホンのドライバーに持ってきてしまったのが、HEDDPhoneです。

今回ケーブル製作のご依頼をいただきました方、特に音質の向上などは求めておられませんでした。
ご要望は「使いやすいケーブルを」との事でした。
詳しく聞いてみると、純正の6.3mmステレオ標準プラグのケーブルはかなーり硬く、ケーブルが持ち上がるような力が入るとヘッドホンが一緒にずれて動いてしまう程との事・・これではいくらヘッドホンの音が良くても落ち着いて音に入りこむ事はできませんね。

リケーブルでの音質変化を望まれていませんでしたので線材のお勧めは難しかったのですが、個人的にスーパーフラットと感じているBelden1804Aをデュアルモノラルで使用する事をお勧めしました。
Belden1804Aは元は小径のシールド付き4芯のマイクケーブルです。
マイクケーブルという事は、奇をてらった音質ではなく、マイクで拾った微弱な信号を何も引かず何も足さずそのままアンプに持ってくる事ができなくては、プロ用線材として存在する事ができません。
Belden1804Aは銀メッキ銅線ですがギンギンギラギラしたものではなく、ナチュラルな響きを持った、フラットな鳴りの線材だと考えています。
4芯の芯線はスターカッド接続を行う事でノイズにとても強いケーブルになります。
これを片チャンネルに1本ずつ使用し、外装にナイロン編組チューブ仕上げを行って製作しました。

プラグはHEDDPhoneの純正ケーブルでも採用されているMiniXLR4極 RT4FC-Bを使用、アンプ側は雰囲気を合わせてNEUTRIK NC4MXX-Bを使用しました。

 

ご感想をいただいています。

先日商品到着しており、本日動作確認しました。動作にも問題無く仕上げもキレイで非常に満足しております。
(すべて黒にしたおかげで全体的に、引き締まっており非常に良い感じです。非常に満足しております。ありがとうございます。)
やはりE4UA様に依頼して良かったです。
音に関してもフラットでして、想像通り標準ケーブルとほとんど変わらず私にとって理想的でした。

純正ケーブルも音の面では頑張ってくれていたのでしょうけど、音に集中できるケーブルでないといけませんものね。
変化が無い事が本当に良いという事も、有りますね。
十分にご満足いただけましたようで、なによりでした。

ありがとうございました。

 

HEDD HEDDphone用ケーブル 200㎝
分岐長40㎝
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:Belden1804A
外装:ナイロン編組チューブ (ブラック)
ヘッドホン側:MiniXLR4極 REAN RT4FC-B
アンプ側:XLR4極 NEUTRIK NC4MXX-B
商品代 26246円  (価格は製作当時のものです)