ULTRASONE Edition5 Unlimited用ケーブル ACROLINK銀メッキ7NOCC&武藤製作所オーグライン+α撚り線 8:8編み込み 200cm *Numberd
ULTRASONE Edition5 Unlimited用ケーブル製作のご依頼をいただきました。
ヘッドホンの紹介を後回し・・というか皆さんULTRASONEはご存知でしょうし説明不要ですよね?(笑
今回製作のケーブルは写真の通り、16芯編み込みで、線材は武藤製作所オーグライン+α撚り線とACROLINK銀メッキ7NOCCを8:8で使用したものです。外装仕上げは無しとしており、線材の素の表情を見る事ができます。線材は当初ACROLINK銀メッキ7NOCCのみ16芯の編み込みを考えておられました。ACROLINK銀メッキ7NOCCは再生レンジも広く、これを16芯の多芯編み込みを行うと音場も広がる傾向を持ち良いものはできますが、全域の解像感上昇、それに音の躍動感を特に求められてましたので、高価なものにはなってしまいますがオーグラインの+α撚り線をお勧めさせていただきました。
オーグライン+α撚り線はとても瑞々しく生命力に溢れたような、跳ねるが締まりを持つ、緻密でパワフルな音にしてくれます。ACROLINK銀メッキ7NOCCとの相性も悪くないと考えます。
16芯はツイストなら4芯ツイストx4を行うのですが、編み込みは遅々として進まない性質(笑 を持っています。今回は200cmと長めのご依頼をいただいていたのもあり、製作には丸2日かかりました。見てるとしんどかった思い出が湧き出してきてしまいますので、文章はこの辺で置かせてもらいますね(汗
ご感想をいただいています。
外見がとても美しく所有欲が満たされる出来栄えです。標準ケーブルで悩まされたタッチノイズが無いのがいいですね。
商品到着後からおよそ100時間鳴らし込んだ現在の音質について述べさせていただきます。
帯域バランスは標準ケーブルと似ています。腰を据えたどっしりとした迫力ある低域をベースにしつつ、張りのある明瞭な力強い中~高域が出てくるのは変わりません。
ただし標準ケーブルでは薄い膜が貼られていたのではないかと感じるほど空間がクリアになり、1つ1つの音の解像度が大きく向上しました。
S/Nも良くなったおかげで音の動と静がはっきりとして、よりメリハリある迫力のある音が出てきます。
音の空間については低域はわずかに下へ沈みが増して高域は明らかに大きく上へ広がっています。左右は若干広がり奥行きもごくわずかに広がっており標準ケーブルに戻すとかなりこじんまりと聞こえます。
分離感もかなり良くなっていてしなやかさと艶も若干増して音がシャープにならず暖色系の出音で、私が求めている音の弾力性も躍動感も向上していてます。
特に上に突き抜ける高域は標準ケーブルの時には様々なセッティングをしても出せなかった音です。
バランス駆動アンプを使っていますが今回アンバランス駆動用にしたのも正解だったと思います。頭部の中心で炸裂したエネルギー感のある音が強烈に前後上下に跳ねまくります。
etition5用の他社製高純度銅多芯バランス駆動ケーブルも所持していますが、解像度が高く奥行きと低域が広がりましたが中心のエネルギー感が少なくなり、後ろへ1歩引いて客観的に見るような音になり好みに合いませんでしたので。
今回費用はかかりましたが同金額程の電源ケーブルを導入した時よりも向上度は良いです。
ありがとうございました。
はい。かなり高額なケーブルになってはしまいました・・が、この音が見えているかのような文章で表現していただけるのって、とても嬉しいんですよね。今まで様々なセッティングを凝らして来られたのが、弩級ケーブルで本性を現す事ができるようになったのだと思います。
ありがとうございました。
ULTRASONE Edition5 UNLIMITED用ケーブル 200cm
ヘッドホン側分岐長35cm
アンプ側分岐長15cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:ACROLINK 銀メッキ7NOCC &武藤製作所 オーグライン+α撚り線 8:8編み込み
外装:無
ヘッドホン側:MMCX NIDEON NDMMCX-2B
アンプ側:6.3mmTRS Viablue T6s
商品代 123540円 (価格は製作当時のものです)