inair m360 MMCXデタッチャブル化・Final シルバーコートケーブル ヘッドホン側プラグ交換
inair m360のMMCX化・デタッチャブル化のご依頼をいただきました。
今回のご依頼ですが、ご依頼いただいた当初はm360をiFi Audio xDSDの3.5mm4極 sバランス出力で使われたいとの事で、m360のリモコン部分を切除の上でこれを通常のケーブルで継いだりしてGND分離化をお考えでした。
また音質についてはm360の軽い低域をもう少し盛り上げられるといいなぁ・・とお考えで、ケーブルを変更する事でこれらを解決されたくお思いでした。
ここでm360はとても小型なイヤホンです。これをMMCX等の方法でデタッチャブル化ができると、リケーブルでさらに音質や使い勝手も追及できると考え、ケーブルを継ぐ方法よりも、デタッチャブル化をお薦めさせていただきました所、ご快諾いただき実行したものです。
m360は耳の中に入れ込んでしまう使い方もできるイヤホンですので、サイズを無暗に大きく(長く)する事はご法度と考え、仕上がりはケーブル出口穴を少し拡大してMMCXジャックを埋め込み、極小サイズを殺さないようにしました。
また同時に、Finalのシルバーコートケーブルのヘッドホン側プラグの交換のご依頼も承りました。
こちらのケーブルは過去にE4UAにて3.5mm4極プラグの取り付けを行ったものですが、ヘッドホン側はL型のMMCXプラグが付いており、m360のデタッチャブル化を行いこのケーブルを使用するとなると、プラグの交換がどうしても必要になったものです。
使用したプラグはHUMのGT-mmcxプラグです。とても小型なプラグですが外周・中心電極ともに純銅製で、厚手の金メッキが施された高品質なものです。
ボディはアルミ削り出しでL/Rの文字がレーザー刻印されています。m360のアルミニウム筐体の雰囲気とも十分にマッチすると思い、こちらをお薦めさせていただきました。
ご感想をいただきました。
m360もこんなに綺麗にデタッチャブル化してもらって
装着感を損なうことなく
音質もシルバーコートケーブルによる向上が分かります。
(低音強化はm360の構造上無理でしたね)
銀メッキ線のケーブルは低域特性よりも、どちらかというと高域の綺麗さを採る方向けのケーブルだと思いますので、低域強化には繋がらなかったようです。ただ、イヤホンはMMCXという普遍的な接続形式に変化しましたので、リケーブルで追及していただく事が可能になりました。個人的にはestron linum Super BaX辺りにされると低域も太くなるのではないかな・・と思っています。
ありがとうございました。