beyerdynamic DT1770PRO MiniXLR4極によるGND分離化 専用バランスケーブル・6.3mmシングルエンド変換ケーブル製作 Mogami2799 ネイビー *Numberd
beyerdynamic DT1770PROのMiniXLR4極によるGND分離化、及び専用ケーブル製作のご依頼いただきました。
DT1770PROはDT770PROの直系の進化版という位置づけでしょうか。DT1990PROより1年先に発売されていますが、beyerdynamicの譜系はちょっと分かりづらい所がありますね。
ご依頼いただきました方、当初のお考えではヘッドホンはGND分離化を行い、純正ケーブルはプラグの交換を行ってバランス接続に対応させようとお考えだったのですが、beyerdynamicの純正ケーブルはAKGなどと同じで、片出しヘッドホンは3芯のものが使われています。これはそのままではバランス接続に対応させる事ができない事を表しています。どうしても純正ケーブルでないといけない場合、これを2本用意すればなんとかバランス接続ケーブルを製作する事もできるのですが、今回はそこまで純正ケーブルに対して絶対使わなければいけないとは思ってはおられないようで、これをお伝えした所専用ケーブル製作のご依頼もいただいたものです。
DT1770PROのMiniXLR4極によるデタッチャブル化は、ジャックをITT製 M-XL-4-14を使用、内部配線は純正流用としたものです。
内部配線は変更していませんので、この部分では音の変化などありません。beyerdynamicは渡り配線を変更する事のできるヘッドホンですので、早々変更できる場所でもありませんし、気になる方は内部配線を変更されるのも良いと思います。
専用ケーブル及び変換ケーブルは、線材にMogami2799を使用、外装はナイロン編組チューブのネイビーで仕上げました。
専用ケーブルはヘッドホン側プラグはこちらもITT製 M-XL-4-11Mを使用、ITTは元祖XLRコネクタであるキャノンコネクタを作ったメーカーですが、MiniXLRでもとても精度の高いプラグを製造しています。
専用ケーブルのアンプ側プラグはXLR4極でNEUTRIK製 NC4MXX-Bを使用しました。とても品質の高いプラグです。
変換ケーブルのプラグは全てNEUTRIKで構成、ヘッドホン側はXLR4極のメスでNC4FXX-B、アンプ側は6.3mmTRSでNP3X-Bを使用しました。
純正ケーブルは今回はお送りいただきませんでしたが、バランス接続に対応させる事はできませんが、それでもヘッドホン側プラグをMiniXLR4極にする事で、音質的には純正ケーブルのシングルエンド専用ケーブルにする事なども可能です。
beyerdynamic DT1770PRO 改修 GND分離化
商品代 10100円 (価格は製作当時のものです)
GND分離化 DT1770PRO用ケーブル 200cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:Mogami2799
外装:ナイロン編組チューブ (ネイビーブルー)
ヘッドホン側:MiniXLR4極 ITT M-XL-4-11M
アンプ側:XLR4極 NEUTRIK NC4MXX-B
商品代 12747円 (価格は製作当時のものです)
XLR4極 – 6.3mmTRSプラグ 変換ケーブル 25cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:Mogami2799
外装:ナイロン編組チューブ (ネイビーブルー)
ヘッドホン側:XLR4極ジャック NEUTRIK NC4FXX-B
アンプ側:6.3mmTRS NEUTRIK NP3X-B
商品代 9080円 (価格は製作当時のものです)