beyerdynamic Xelento Remote用バランスケーブル、RHA Dacamp L1用 2.5mm4極変換ケーブル オヤイデ4N純銀撚り線ツイスト *Numberd
beyerdynamic Xelento Remote用ケーブル製作のご依頼をいただきました。
同イヤホンはbeyerdynamicが以前Astell&Kernとコラボして生まれたT8iEとT8iE MkIIをさらにブラッシュアップして生まれたモデルですね。beyerdynamicはAstell&Kernとのコラボをするようになってからさらに元気が出たブランドのように思います。
純正ケーブルも十分高音質で、また機種名にもなっているリモコン付きケーブルが特徴なのですが、今回はバランス接続を行う事を前提にケーブル製作となりました。
依頼者さまはRHAのDacamp L1もお持ちで、製作するケーブルを汎用性の高い2.5mm4極で製作するか、Dacamp L1のMiniXLR4極で製作するかお悩みでした。私からお薦めさせていただいたのは、やはり2.5mm4極プラグの方が汎用性が有る事、Dacamp L1の出力は2.5mm4極に変換してやれば、これまた汎用性が生まれる事などで、リケーブルはアンプ側2.5mm4極で、またDacamp L1には変換ケーブルを同じ線材で製作する事で、これを快諾していただきました。
線材はオヤイデ4N純銀撚り線とし、これを8芯編み込みとしました。ご依頼いただいた当初よりこの線材をご指定で、8芯で情報量を増やしたいとの事でした。編み込みは時間のかかる作業ですが、細かく編み込む事で見た目も美しい純銀ケーブルができました。
ヘッドホン側プラグはXelento Remoteの純正プラグと同じように小さいものをご希望でした。小さいMMCXプラグというと、HUMのGB-mmcxか、MMCXプラグ軸のみを使用したものがそれに当たります。MMCXプラグ軸のみの場合はやろうと思えば本当に小さく作る事もできるのですが、小さすぎると今度は抜きにくいプラグになってしまいます。ですのである程度のサイズも必要な事をお伝えし、HUMのMMCXプラグを使用する事になりました。
また当初は耳掛けワイヤーや収縮チューブによる形状記憶は装用感を高める為に全て無しをご希望でした。ただ、MMCXプラグ肩でケーブルが何度も曲げられると断線する事が多い事をお伝えし、MMCXプラグ肩のケーブルブーツのみ作りこんでいます。Xelento Remoteと同程度の角度を付けてケーブルブーツを製作していますので、純正ケーブルとあまり変わらない感じで使っていただけるものになっています。
アンプ側プラグはオヤイデP-2.5/4Gとしました。ベリクロムメッキのボディはとても品が良いもので、高品質なプラグ軸と相まって長期間、高品質を維持できるものになっています。
また同時にDacamp L1の出力を2.5mm4極ジャックに変換するケーブル製作のご依頼もいただきました。
線材は同じオヤイデ4N純銀撚り線で8芯編み込みとし、Dacamp L1に接続した時も音質の変化が極力起きないようにしています。
ヘッドホン側はトープラ製ビスパ扱いの2.5mm4極ジャックBSP-J4MP-25TNN5、アンプ側はITT製M-XL-4-11Sを使用しました。
E4UAでは特にジャック(メス側)は交換が効かない事から可能な限り高品質なもののみを揃えるようにしていますが、一流メーカー製のジャックとプラグは、無理な使い方をしない限り先のイヤホン用ケーブルと同じように、長期間高品質を保つ事ができます。
ご感想をいただきました。
本日、イヤホンケーブルと変換ケーブルが届きました!
ありがとうございました!!
(予想より、早く完成させていただき、
お休みはしっかりとれたのかと心配しています。)
美しく編みこまれているケーブルに、丁寧な仕上がりでとても満足しています。
MMCX部分の処理については、提案していただいた方法が大正解で、
Xelento Remote付属の純正ケーブルより耳の所でおさまりが良く、大変助かっています。
肝心の音ですが、2時間ほどしか聞いていませんが、
8芯の効果か、低音が太くなり、音圧が増したように感じます。
全体の解像度もアップし、Xelento Remoteの性能をフルに
発揮してくれているように思います。
DP-X1の直差しとDACAMP L1(変換ケーブルでバランス接続)の両方試しましたが、
DACAMP L1を通した方が低音が微妙に柔らかい音なのに、
高音はクリアという絶妙なバランスです。
BASSとTREBのダイヤルで音の調節が可能なので、
週末にかけていろいろ試してみるつもりです。
HD800やカスタムのFitEar、VE6 Xcontrolなどを持っていますが、
他にないレベルまで到達した感じなので、しばらく、
Xelento RemoteをDACAMP L1にバランス接続の1択となりそうです。
本当に、ありがとうございました。
余談ですが、昨日の外出中に色々な環境で使ってみたのですが、
Xelento Remoteの特性として、遮音性が低いようで
ボリュームが上げ気味になってしまいました(苦笑)。
(特に高速バスだと酷いです。当たり前か…)
ダースベーダ―と呼ばれるイヤーピースはぴったりとフィットして、
ほとんどつけていないかの装着感で快適なのですが、
騒音を遮断するために、今度はイヤーピースに工夫が必要なようです(笑)。
ケーブルの取り回しは、おかげさまで良好でした。
ケーブル同士がぶつかるとタッチノイズが少し大きめに発生しますが、
こちらで運用に気を付ければ、困らないレベルです。
また、何か作成をお願いするかもしれませんので、
その際には、よろしくお願いいたします。
十分すぎるほどの音変化を感じていただけましたようです。
XelentoRemoteの純正ケーブルは、純正ケーブルの中では高音質な部類と多方面より話があったのですが、それをさらに上回る音になると、結構向かう所敵無しな所にあるかもしれませんね。Dacamp L1もドライブ能力が高いアンプですし、この組み合わせも良かったのかもしれません。
ありがとうございました。
汎用MMCXケーブル 120cm
分岐長40cm
スライダー有
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:オヤイデ4N純銀撚り線 8芯編み込み
外装:無し
ヘッドホン側:MMCX HUM GB-mmcx
アンプ側:2.5mm4極 オヤイデ P-2.5/4G
商品代 39840円 (価格は製作当時のものです)
2.5mm4極 – MiniXLR4極プラグ(DacampL1用) 変換ケーブル 10cm
E4プレート・シリアルナンバー有(取り回しに支障が無いように)
線材:オヤイデ4N純銀撚り線 8芯編み込み
外装:無
ヘッドホン側:2.5mm4極ジャック Bispa BSP-J4MP-25TNN5
アンプ側:MiniXLR4極 ITT M-XL-4-11S
商品代 14770円 (価格は製作当時のものです)