ヘッドホン・イヤホン側変換アダプタ その7 JH Audio 7ピン & 4ピン (PentaconnEar化・CIEM2ピン化・MMCX化) 2021年2月13日追記

JH Audioは多ドライバに4ピンでは飽き足らず、7ピンコネクタまで作ってしまいましたね。
4ピンでもケーブルは最低3芯(低域固定なら2芯でもOK)な所、7ピンって何で?な所ですが、多分7ピンを出したのは4ピンコネクタを中華勢に持ってかれたJHの意地なんじゃないかなーと思います。だって7ピン全て使われている訳ではなく、内3極は使われていない(実質4極コネクタ)なんですもの・・
ですが、セレーション嵌合する金属製コネクタは接続の確実性が確実に上がっていますので、7ピンコネクタは良いものだと思います。

で・・E4UAにはプラグアダプタ製作のご依頼をいただきました。

それもアンプ側は日本ディクスのPentaconn Earです。

製作には純正ケーブルを供出していただきプラグ軸を抽出して製作しています。
4ピンコネクタは今では色んなメーカーから互換品が売られていますが、7ピンコネクタの互換品が出てくるのは・・まだまだ先でしょうね。
というか出るのか?まぁ、その内出てくるのだと思いますが。
また高価なイヤホンもお貸しいただき、こちらで音出しチェックもさせていただきました。

Pentaconn Earコネクタは純銅ピンのものを使用、右を赤、左を黒としています。
内部配線はアムトランス製金メッキOFC単線を使用、低域調整用の可変抵抗はTOCOS(東京コスモス)の面実装用を空中配線しており、ボディはいつものようにアクリルで形成、削り出し&磨き出しの艶消し仕上げです。
最近では普通になりましたがマイナス距離でPentaconn Earコネクタを配置しており、プラグアダプタ込のプラグ全体のサイズが大きくなりすぎないようにしています。

JH7ピンのケーブルはまだまだ純正ケーブル以外では市場に無いようですが、プラグアダプタにしてしまえばリケーブル一番乗りができますね・・

ありがとうございました。
(2021年2月13日追記)

本当は日本ディックスらしいですけど、日本DICSなのでディクスと書いています。
翻訳されたら、ジャパンペ〇スになるので・・

 

 

ネジロック式のヘッドホン側プラグを持ち、これが4極(Hi, Mid, LowのHotとCold)という怒涛のハイエンドイヤホンを作り続けるJH Audio この他に従来の2ピンプラグのモデルも有りますが、いつかは4ピンのモデル・・と思われている方も多い筈でしょう。

多くのメーカーから数えきれないほどのIEMがリリースされる現在、それでもこのJH4ピンプラグは異色です。今回はそんな孤高の存在でもあるJH4ピンプラグをMMCXやCIEM2ピンから変換するプラグアダプタをご紹介します。

MMCX – JH4ピン 低域調整付き 70度 クリアレッド&クリアブルー 艶バフ仕上げ
MMCX – JH4ピン 低域調整付き 70度 基本仕様
CIEM2ピン(埋まりこみ対応) – JH4ピン 低域調整付き 80度 透明

JH独自の4極プラグ、市販のケーブルは高価でぶっといのが殆どですが、変換してしまえば軽量なケーブルでも使えるようになります。またケーブルによる音質変化も簡単に感じていただけるようにもなりますね。


現在の短縮化具合はこのような感じになっています。
プラグはマイナスの距離をもって接続されるように製作しており、MMCX/CIEM2ピンプラグのサイズを入れても純正ケーブルにある4ピンプラグからそれほど大きくならない程度の製作ができています。

使われる予定のケーブル(プラグ)や装着時の位置は千差万別だとは思います。例えばMMCXやCIEM2ピンはストレート形状のプラグが多いですが、UEのCIEM用ケーブルをJH4ピンに変換する時は、角度を30度程度に抑えた方が使いやすいものになると思います。ネジ固定のプラグに半固定抵抗が乗っており少し大きいボディになってしまいますが、可能な限り小型になるように製作しており、また角度もお好きに指定していただけますのである程度は対応できると思います。

CIEM2ピンジャックは埋まりこみ非対応のものの方が汎用性は高いですが、使用時の強度は埋まりこみ対応のものの方が高いです。変換アダプタ全体の長さは埋まりこみ非対応のもので製作する方が短く見えますが、埋まりこみジャックを使用する場合はその埋まりこみ部分はプラグと重なる長さになりますので、内部的にはほぼ同じ程度の長さのものになります。
JH4ピンプラグよりもマイナスの距離を持たせてMMCX/CIEM2ピンジャックを配置する事で、今まででは無かった程の小ささを実現しています。これにより、全て接続した状態でも装用感がそれほど悪くなる事も無く、快適にお使いいただけるものになっています。

変換アダプタのアンプ側はMMCXやCIEM2ピンをご指定可能ですが、ごく一部の方は半固定抵抗の音質が気になる方もおられるようで、たまにご質問いただくのはこれを固定とできるかについてですが、勿論固定抵抗器を入れる事は可能です。ただ、接続されるケーブルにより抵抗値は変わると思います。例えば銀線や銀メッキ線では腰高になる分低域を盛ってやった方が気持ちが良い・・など。こんな場合は固定抵抗を差し替え式・・某CanalW〇rksの抵抗差し替え式のような感じで製作する事も可能です。