audio-technica ATH-IM04等用 2.5㎜4極バランスケーブル Mogami2799 110cm アッシュ

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audio-technicaのIEMシリーズはシングルBAのATH-IM01からクアッドBAのATH-IM04まで、またダイナミックドライバでATH-IM50とATH-IM70が有りますね。今回はこの中でも最上級のクアッドBA機であるATH-IM04用として、2.5㎜4極でバランス接続のできるケーブル製作のご依頼をいただきました。

良く聴かれる音楽はロック・ポップス・バラードとの事で、中域を大事にしながら解像度も高い銅としてMogami NEGLEX OFCをお薦めさせていただきました。その中でもMogami2799は細身の4芯の線材で、ジャケットとシールドを撤去する事で大変柔らかく使いやすい線材になります。
ジャケットとシールドを撤去すると線材はバラけてしまいますので、編組チューブに入れて再度ケーブル化します。今回はアッシュの編組チューブにされました。ATH-IM04の力を秘めながら黒く主張するボディにもよく合うと思います。

ヘッドホン側プラグはATH-IM系専用プラグを使用しています。プラグボディが分割式になっており、製作時は内部を少し削ってケーブル穴を拡大化し、またエポキシで接着固化していますので衝撃にも強く、長期間安定した性能で使っていただけます。ご依頼者さまはShure掛けで耳が痛くなってしまうらしく、これを抑制する為に分岐部も細線用編組チューブを使ってワイヤーを内蔵し、また最外周は透明収縮チューブで覆ってやって、耳への当たりを極力柔らかいものにしました。

アンプ側プラグはご依頼当初より2.5㎜4極をご希望でした。このケーブルの製作時点ではまだまだ2.5㎜4極プラグの種類が少なかったのですが、ニコイチViablueと迷われた結果、オヤイデP-2.5MGのボディを使ったニコイチ2.5㎜4極プラグにされました。オヤイデのプラグボディは3.5㎜のものはかなり長い方に入り若干取り回しが悪いのですが、2.5㎜プラグのシリーズはプラグボディがかなり小型のものになっています。これに4極軸を削って入れる事で小型で取り回しの良いプラグを実現しています。プラグボディの長さはViablue T6s smallのボディよりさらに短いもので、2.5㎜4極プラグとしては最小の部類に入るかもしれません。

 

ご感想をいただきました。

本日、無事に商品を受け取りました。
製品の出来栄えも素晴らしく、非常に満足しております。
また、音の方も疲労なく聴けるやさしい音で満足しております。

ケーブルの出来栄えや鳴る音は、実際手に取っていただかないとわからない所です。いくらblogで写真を見、文字でご相談させていただいても膨らむのは想像ばかりで音場は広がりません。
今回はケーブルの仕上がり、また鳴る音もご満足いただけましたようでなによりでした。

ありがとうございました。

audio-technica ATH-IM04用ケーブル 110cm 分岐長40cm
線材:Mogami2799(芯のみ)
外装:ナイロン編組チューブ アッシュ
ヘッドホン側:ATH-IM専用プラグ
アンプ側:ニコイチオヤイデ2.5mm4極
商品代 10652円(価格は製作当時のものです)