カスタムIEM 2ピン – MMCX 変換ケーブル, audio-technica ATH-IM70系 – MMCX 変換ケーブル

MMCXをカスタムIEMの2ピンプラグに変換するケーブル製作のご依頼をいただきました。

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左(上)はMogami2944の芯のみ、右(下)はMogami2799の芯のみです。

カスタムIEMは0.78mm径の2ピンプラグが使われています。このプラグのケーブルも、最近はかなり多くのメーカーから売りだされていますが、MMCXの波は今度はSONYが(MMCX風ですが)採用した為に二大勢力となっています。

今回はカスタムIEMに、MMCXのケーブルを接続されたいとの事で、極短の変換プラグではなく変換ケーブルの形で製作のご依頼をいただきました。

線材はMogami2944の芯のみ・透明収縮チューブ仕上げ、Mogami2799の芯のみ黒収縮チューブ仕上げの2種で、プラグの端から端までで10cmで仕上げています。また耳かけワイヤーは6cmとなっています。

依頼者様はSONY MUC-M1BT1にこれを繋げてカスタムIEMを使われたいそうで、ケーブルレスで快適な環境を構築されたようです。

 

ご感想をいただき、またご自身のblogにも掲載していただきました。

ケーブル交換のしにくいカスタムIEMのケーブル交換が容易になったうえ、
SONYのMUC-M1BT1を使ってのBluetoothイヤホン化が可能になったので
とても使い勝手が良くなりました。

カスタムIEMの2ピンプラグは抜き挿しがとても硬く、その割にピンが曲がる事も考えられ容易ではないですね・・MMCXはその点、鉛直に綺麗に入れてやらないといけませんがクリック感のある接続で分かりやすいと思います。

ありがとうございました。

 

 

時をまたいで、こちらはもっと最近なのですが、audio-technica ATH-IM系 – MMCX変換ケーブルもご注文いただきました。

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audio-technicaに、昔はMMCXを横に使ってSHUREと向きを逆にしたヘッドホン ATH-CK100PROという製品もありました。ただMMCXがまだまだ特殊だった頃に後出しで、電気を流す接続方式としてはケーブル側のプラグをメスにするという考えは正しいと思うのですが、主流ではない方法だったばかりに瞬時に消えてしまいました。

audio-technica ATH-IMシリーズは同社独自のプラグが使われた、ケーブル交換可能な機種です。プラグは電気を流す方式として正しい方法がとられており、また強度もある良質なプラグになっています。ただしこれもATH-IMシリーズにしか使われていないプラグになっており、audio-technicaがどれだけ頑張ってくれるかで、今後のリケーブル市場が変わってくる所とも思います。

今回のご依頼ではMogami2799の芯のみを使用し、収縮チューブ仕上、プラグの端から端までで10cmとなっています。耳かけワイヤーは依頼者様のご要望によりプラグからプラグまで全編に入れて製作しました。

Mogami2799は芯線の色が赤・黒・青・透明(銅色)となっており、透明の収縮チューブでまとめるとその色がすべて透けて見えます。雰囲気は少しサイバーな感じがしますが、線材の素の色が見えるのも良いかもしれませんね。

こちらはご感想とお写真もいただきました。

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無事に商品受領いたしました、問題なく動作しております。

以前作って頂いた物を踏まえて今回はMogami2799にての製作をお願いいたしましたが、
やはり2799のほうが中低域の音が自然で自分の所有している機種や好みに合っているようです。

Mogami2944とMogami2799は芯線は同じなのですが2芯と4芯で組み方が違います。その組み方だけで音に違いが出るのですが、両方お試しいただいていましたので今回はMogami2799のみでの製作でした。お好みの線材を見つけていただいてよかったです。

ありがとうございました。

 

audio-technica ATH-IM系 – MMCX(メス) 変換ケーブル プラグ端~端 10cm 全長ワイヤー入り
商品代 6350円(価格は当時のものです)