SHURE SE215用MMCXケーブル Viablue EPC-1ツイスト パープル&アッシュナイロン編組チューブ仕上げ
SHURE SE215用としてMMCXケーブル製作のご依頼をいただきました。
今回ご依頼いただきました方、SE215が本当にお好きなようで、SE215の黒、SE215の透明、SE215SPEの白の3種をお持ちとの事でした。
また既にリケーブルされているとの事でしたが、このお使いのケーブルが少し前に1本断線してしまい、現在は同じメーカーの予備を使ってらっしゃるとの事でしたが、心許なく思われ、また新たなケーブルを探す旅に出られていたところ、E4UAを発見していただき、ご依頼いただいたものです。
主に聴かれる音楽は映画音楽のスコアと、HR/HMとの事でした。
映画音楽は比較的高音質なものが多いらしいですが、HR/HMは圧縮音楽である事が多く、この圧縮の時に倍音が失われたり、録音レベルがまちまちだったりと、なかなか苦慮されているそうでした。
線材にお勧めさせていただいたのは、Mogami2799も良い音になるとは思いましたが、アンプ側プラグにViablue T6s(small)をご指定でしたので、同じViablueのEPC-1をツイストしたものをお勧めさせていただきました。
EPC-1は1芯の線材ですので、製作時はこれを片チャンネル2芯以上ツイストしなければいけません。今回は片チャンネル2芯のツイストとし、外装にストレート部はパープル、分岐部はアッシュのナイロン編組チューブ仕上げをご指定いただきました。
EPC-1は★の極細ナイロン編組チューブに2芯がぎりぎり入るサイズで、特に分岐部の通線にはてこずりましたが、出来上がったものは線材のツイストが見える感じの、マッシブなものができました。
Viablueの線材はViablueのプラグと合わせた時に真価を発揮するようですが、NobunagaLabs製のMMCXプラグ、ViablueのT6s(small)、半田にはViablueの銀入り半田を使用し、Viablueの考える好音質というものを可能な限り響かせるようにしています。
アンプ側のケーブルブーツはいつも通りですがナイロン編組チューブに内装しており、ケーブル自体の断線耐性を上げながら、ケーブルブーツ自体の寿命を延ばすように工夫しております。
ご感想をいただきました。
WalkmanもS786だけではもったいないと思い、一昔前のA857を引っ張り出して聞いています。
音の立ち上がりが良く、全体を通して安定した力強さを感じます。
余韻も十分で、倍音が復活したのかと感じるほどです。
各楽器の音もはっきりと聞こえ、今まで聞いていた曲が新鮮に聞こえます。
外装も含め、期待を超える完成度でとても満足しています。
また機会がありましたらお願いしたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。
EPC-1は錫メッキ銅線です。錫は名前の通り、鈴が鳴るように高域が綺麗な所から名前が来ているようです。英語ではこれがTinと言い、これもその音から来ているような感じがします。
純銅でも、銀メッキでもない、最近はどちらかというと市場には少なめの錫メッキ銅線(被覆は軟質PVC)の、少し古めかしく、マッシブな音は映画音楽にも、HR/HMにも合うと思った所、やはりお好みに合致したようですね。
仕上がりにもご満足いただけましたようですし、なによりでした。
ありがとうございました。
SHURE SE215用ケーブル 120cm
分岐長40cm
耳掛けワイヤー無 収縮チューブによる形状保持 (透明)
スライダー有 (黒)
線材:Viablue EPC-1
外装:ナイロン編組チューブ (ストレート部パープル・分岐部★アッシュ)
ヘッドホン側:MMCX NobunagaLabs NLP-MMCX-DIY
アンプ側:3.5mm3極 Viablue T6s(small)
商品代 20335円 (価格は製作当時のものです)