SONY MDR-M1ST用バランスケーブル Belden1804A ワインレッド *Numberd

SONY MDR-M1ST用バランスケーブル製作のご依頼をいただきました。

E4UAでは1本目となるMDR-M1ST用ケーブルは、2.5mm4極でバランス接続用、線材はBelden1804Aを使用したものです。

ご依頼いただきました方、純正ケーブルではMDR-M1STは全体的に艶やかで低域は厚いが中・高域が弱く感じておられ、MDR-CD900STよりもさらにリスニングライクに変化したと感じておられました。
そしてこのリスニングライクなMDR-M1STの音を、音の粒状感を立たせてもっとモニタリングライクな音に持っていかれたいそうでした。

お勧めしましたのは銀メッキ銅線のBelden1804Aか、ACROLINK銀メッキ7NOCCを4芯ツイストしたもので、今回はBelden1804Aでの製作となりました。

Belden1804Aは高品質な銀メッキ銅の線材ですね。
とても解像度の高い線材で、特に感じるのは超低域にまで広がる粒状感と音場の広さです。高域は極細素線への銀メッキが効いており、伸びも良く、Beldenらしい筋の通ったもの、銀メッキ銅でポリプロピレン被覆の線材は少なく、流行りのテフロン系被覆の”ズドン”と流れる雰囲気も良いんですが、ポリプロピレン被覆の音楽的に鳴らすのも良いように思います。

ヘッドホン側プラグは今回新発売となりましたトープラ製TMP-S106-1 Au Rohsプラグを使用しました。
このプラグ、紹介しましたページにも書きましたが純正プラグと言っていいものです。
これぞ日本の製造技術と言えると思います。
プラグの軸ズレなんてものは勿論有りませんが、ジャックを労わる設計として端子の端部での面取メッキの均一さ、どれを取っても最高レベルの精度で製造されています。
是非手に取っていただき、確認していただきたいものですね・・
またアンプ側プラグはこちらも日本製のNobunagaLabs 2.5mm4極プラグ NLP-PRO-IS25を使用しました。

お写真とご感想をいただきました。

ケーブルが届きまして試聴しております。
全体的な帯域で音の粒立ちが細かくなった気がします。
またバランス接続での音場の広がりなど効果的に良質な音になりました。

やはり、線材で音は変わるのですね・・
Belden1804Aで粒立ちが細かくなるのがわかりました。細い銀メッキ銅線が効いているのでしょう。
いいベクトルでの音変化を感じていただけましたようでなによりでした。

ありがとうございました。

 

SONY MDR-M1ST用ケーブル 120cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:Belden1804A
外装:ナイロン編組チューブ  (ワインレッド)
ヘッドホン側:3.5mm4極 トープラ TMP-S106-1 Au Rohs
アンプ側:2.5mm4極 NobunagaLabs NLP-PRO-IS25
商品代 14457円 (価格は製作当時のものです)