ULTRASONE Signature Studio 3.5mm4極GND分離デタッチャブル化 及び専用バランスケーブル製作 Mogami2799 ワインレッド *Numberd
Signature Proが2011年に発売され、そこからSignature DJに繋がり、Signature DXP、そしてSignature Studioが2017年に発売ですね。
Signatureシリーズもかれこれ8年、その都度アイデアを詰め込んで立派にシリーズ化されていますね。
今回はそんなSignatureシリーズの最新作であるSignature Studioを3.5mm4極プラグにてデタッチャブル化、及び4.4mm5極専用ケーブルの製作のご依頼をいただきました。
ご依頼いただきました方、主にPCにFiiO Q5 AM3BをDAC/AMPとして接続され、PCで音楽を聴かれているそうで、またケーブルは既に某社製のものを使用されていたそうですが、どうもリケーブルされたもののタッチノイズが気になってしまう事、また1.3mという長さはデスクトップ環境では短く(純正の3mケーブルは長すぎる)、丁度良い長さのケーブルを探されていた中、E4UAを発見されてご相談いただいたものです。
デタッチャブル化は当初MiniXLR4極をお考えでしたが、特に私からの提案は無かったのですが3.5mm4極プラグになさいました。
個人的にはMiniXLRプラグは接続の安定性は高いのですが、プラグが一切回転しないものであるため、例えばケーブルのねじれを取るにはヘッドホンごと回転させるか、アンプ側プラグで回転させるか、ヘッドホン側を一旦抜いてねじれを取ってから再度接続するか・・とちょっと面倒な所が有ります。
この点3.5mmプラグは回転させる事が可能ですので、あまりやりすぎるのは良くないですが接続したままねじれを取る事もでき、比較的使いやすい接続形式だと考えます。
PCではいろんな音楽とゲーム中の音もヘッドホンで聴かれるらしく、また純正ケーブルの音は高域が特に強く感じられ、高域と低域が同時に鳴る時に高域が低域をマスクしてしまって聴き辛いとの事でしたので、E4UAでは使用実績の多いMogami2799をチョイスされました。
また外装は当初はLeatherBraidTubeをお考えでしたが、こちらの外装は内部の空間がとても狭い為にMogami2799は使用不可能である事をお伝えし、ナイロン編組チューブのワインレッド仕上げとなりました。
プラグ構成はヘッドホン側は段無しプラグが良かったので、Pailiccs段無し4極プラグとNobunagaLabsのボディをニコイチしたものと、アンプ側プラグはNobunagaLabsの4.4mm5極プラグにされました。
プラグボディを同じにする事でケーブルの雰囲気を統一する事ができ、一体感のあるものができました。
ご感想をいただきました。
●ヘッドフォン
既製品と見間違いそうなくらい丁寧な作業で感銘しています。
●バランスケーブル
シックな赤で自室に似合うケーブルでした。
意外とケーブルが柔らかいのでパソコン作業時にタッチノイズは気にならなそうです。
長さも丁度良かったかと思います。(私の環境では1.2mは短く、3.0mは長すぎでしたので)
●試聴感想
GND分離デタッチャブル化+バランス接続を行ったことで、以前より左右がハッキリ分かれて鳴っているように感じました。
ULTRASONEでもそうですが、ワインレッドのナイロン編組チューブは落ち着いた色ながら自己主張も有り、所有感が満たされますね。
仕上がり・音質の面でもご満足いただけましたようですし、なによりでした。
ありがとうございました。
ヘッドホン改修 GND分離デタッチャブル化
ヘッドホン:ULTRASONE Signature Studio 持ち込み
3.5mm4極ジャック マル信 MJ-064HB
商品代 9600円 (価格は製作当時のものです)
GND分離化Signature Studio用ケーブル 200cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:Mogami2799
外装:ナイロン編組チューブ (ワインレッド)
ヘッドホン側:3.5mm4極 Pailiccsプラグ軸・NobunagaLabsボディニコ
アンプ側:4.4mm5極 NobunagaLabs NLP-PRO-TP44/5
商品代 12737円 (価格は製作当時のものです)