SSD用 外部給電ケーブル オヤイデ 102SSC 3398-22 カーボンライク & 汎用SATAケーブル オヤイデ4N純銀撚り線ツイスト Viablue BraidingMeshSleeve Stone

SSD用の外部給電ケーブル製作のご依頼をいただきました。

E4UAでは色々なヘッドホン・イヤホン用ケーブルを製作していますが、ごくたまにPC内部用ケーブル製作のご依頼もいただきます。
今回は、SSDをPC外部より電源を取る為の給電ケーブルです。
PCの電源は、どれほど高級な電源であったとしても、所謂スイッチング電源には変わりありません。スイッチング電源はその名前の通り、超高周波でON/OFFが繰り返されるような電源で、オーディオ用としてはノイズ源と考えられています。
オーディオPCを組む場合この電源のローノイズ化もかなり効いてくる所で、今回のようにSSDの電源は外部よりシリーズ電源で取る・・などすると、かなりS/Nが改善されたりします。

線材はこちらの記事をご覧いただいて、オヤイデの102SSC撚り線の一つであり、3398-22を使用しました。
102SSC撚り線はE4UAではイヤホン・ヘッドホン用にテフロン被覆で細いものを標準在庫としていますが、この3398のシリーズも同じ102SSCが使われた線材(被覆違い)で、今回のものは22awgで十分な線径が確保されています。これを2芯ツイストの上、錫メッキ編組シールド処理を施し、ナイロン編組チューブ仕上げとしました。当初はカーボン編組チューブ仕上げもお考えだったのですが、PC内部で金属部に触れてこれがGND以外であった場合、カーボンは導電性ですのでショートしたりしないか・・との不安もあり、ナイロン編組チューブ仕上げにされました。
ナイロン編組チューブ色柄はあまり出てこないカーボンライクにされましたが、PC内部はエアフロ―も考えなければいけませんしナイロン編組チューブ仕上げを行う事でツイストだけの時よりも表面が滑らかになり、埃が付いたりする事を少なくしてくれます。

 

写真で見るよりも現物のほうがいい感じに仕上がってますね。
取り回しの良さ最高です。
早速接続して音だし確認させてもらいましたが、
102SSCすごく素直な感じなんですね。
これからが楽しみです。

とのご感想をいただきました。
3398-22は太さの割に柔らかいですね。多分素線数が多く、またXLPE被覆のお陰なのだと思います。音の面でも素直な音だととても良いのではないでしょうか。

 

 

またSSD給電ケーブルのご依頼をいただいてこれを納品してすぐ、SATAケーブル製作のご依頼もいただきました。

SATAケーブルの中はかなり高い周波数でデータが超高速転送されるもので、本来ならば特性周波数などを計算した上で、工場などで量産されるものなのですが、E4UAは全て手作りですのでこのケーブルも手作りです。
SATAのデータはUSBよりさらに1セット多い、全二重とも言える方式が採られています。この為線材はオヤイデの4N純銀単線を3+3の6芯ツイストで、3芯をツイストしたものを銅箔でラップシールドを施し、これを1対再度ツイスト、それを錫メッキ編組シールドで覆っています。
外装は太めの線材になる事からViablueのBraidingMeshSleeve(stone)で仕上げており、太目ながら硬すぎず柔らかすぎない、使いやすいケーブルになりました。
またSATAプラグは由緒正しいMolex製でラッチロック有りのものを使用、これにはボディなんてものは有りませんので、ボディはアクリルにて形成しています。

 

昨日よりケーブル使用しておりますが、
思いのほか有機的で人肌の温もりのある音調に満足しております。
もちろんSNも高く解像度も申し分ありません。
銀線は初導入でしたが、正解でした。

こちらは有機的でぬくもりのある音との評価をいただきました。
純銀は白っぽい銀色ですが、データを通せば温もりのある音になるのですね・・
純銀は高価なものですが、的を絞って使ってやると良い結果が出ますね。

 

ありがとうございました。