4.4mm5極 – 3.5mm3極 x2(PHA-3 SU-AX01バランス接続) 変換ケーブル カナレ L-4E5C ナイロン編組チューブ仕上げ 10cm *Numberd
4.4mm5極プラグを3.5mm3極プラグx2(PHA-3アサイン)に変換するケーブル製作のご依頼をいただきました。
PHA-3 今だにSONYのPHPAではこの音を超えるものは発売されていませんね。3.5mm3極プラグx2で接続するスタイル、重さ、サイズ、どれを取っても弩級アンプかもしれませんが、既にバランス接続の主流は4.4mm5極での接続に移り変わりました。そしてこのPHA-3で使われる接続方式は、SONYの中の一代限りの特殊な方式として語り継がれる事になるのでしょう。
ただ、この接続方式は6.3mmTRSプラグにてバランス接続を行う時のものをシュリンクしただけのものでもあります。今までにPonoPlayerやJVCのSU-AX01などでも採用されている実績が有りますし、左右チャンネルのプラグを分けるという事は、殆ど無いのですがプラグ内部でのクロストークも徹底的に排除するという姿勢と考え、安価に流通するプラグの使い方としては良いものだとも思います。
線材はカナレL-4E5Cをお勧めさせていただきました。銀線や銀メッキ線のようにキラキラとした音ではないですが、高品質な素の銅の音がする、普通の線材です。変換ケーブルに使用する線材は、このような普通の線材か、または純銀線と純銅線をMixしたようなトップエンドかのように、奇をてらったものではない事が良いように思います。
外装はナイロン編組チューブ仕上げをし、これの柄はリフレクト・ブラックにされました。ソリッドなブラックではちょっと味気ない・・と思われる時、このような少しだけ柄の入ったものにされると、自分用ケーブル感が出ますので良いと思います。
ヘッドホン側の4.4mm5極ジャックは、このケーブルを製作した時はまだNobunagaLabsのNLP-PRO-TPFEM44/5が登場しておらず、テスト入荷品のトープラ TMP-Y3を使用しました。
品質的にはNLP-PRO-TPFEM44/5もとても良いものですので、今でしたらこれを使用する事でお値段をぐっと下げる事ができると思います。
アンプ側プラグはこちらもプラグ軸部分はトープラ製のNobunagaLabs NLP-PRO-TP35です。高品質な金メッキプラグは長期間、安定した接続を可能にします。
ちなみに、この変換ケーブルの逆タイプはSONYから部品としても販売されています。
SONYなりの優しさか、償いと言えるものでしょうか。音質如何はさておきそれほど高価でもないですし、3.5mm3極プラグx2のケーブルをたくさん持っている方はプラグ交換という手もありますが、変換ケーブルを使うという手も有りますね。
ありがとうございました。
4.4mm5極 – 3.5mm3極プラグx2 変換ケーブル 10cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:カナレL-4E5C
外装:ナイロン編組チューブ (リフレクト・ブラック)
ヘッドホン側:4.4mm5極ジャック トープラ TMP-Y3
アンプ側:3.5mm3極 NobunagaLabs NLP-PRO-TP35
商品代 17893円 (価格は製作当時の物です)