audio-technica ATH-LS400用 3.5mm4極GND分離ケーブル オヤイデ4N純銀撚り線&102SSC撚り線 2:1ツイスト 120cm *Numberd
ATH-LS400用としてA2DCプラグのケーブル製作のご依頼をいただきました。
同機はaudio-technicaのBAドライバイヤホンでは最上位モデルですね。
超低域から超高域までフラットに繊細に鳴らすようで、下位のLS400や前代のATH-IM04などと比較しても、正当進化したモデルでしょうか。
今回ケーブルを製作するにあたり、いくつかのご要望を最初にいただいていました。
・OPPO HA-2SEに使われる予定で3.5mm4極GND分離接続が可能である事
・鞄にDAP+PHPAを入れてファスナーの間からケーブルを伸ばす為、外装は擦れに強いものを使用する事
・多ジャンルを聞くので音的に尖った特徴のあるケーブルではなく、素直な特性で全体的に底上げができるもの
・予算的には3万円程度
などでした。
線材は、純銀&純銅のMixケーブルを他所で試されたりしていて大体の感じは掴んでいただいていたのもあり、当初より銀線と銅線のMix線をお考えでした。
先の更新でも4N純銀撚り線と102SSC撚り線のMixケーブルをご紹介しましたが、芯数を増やすとやはり若干物量投入ぎみのケーブルになり、商品代金もかさんでしまいます。今回は銀と銅の割合を変えたお見積もりを何通りか立てさせていただき、銀2芯・銅1芯のツイストを選択されました。
ケーブル外装はスミチューブCにて行いました。E4UA的なお勧めは、ケーブルの色は見えなくなりますがタッチノイズは少なく、また柔らかく取り廻しの良いナイロン編組チューブ仕上げを行うものですが、今回はタッチノイズが増えてしまう事やケーブルが硬くなってしまう事などをご了承いただいた上で透明収縮チューブ仕上げとしました。
E4UAでは現在、透明の収縮チューブはスミチューブVとスミチューブCを在庫しております。
それぞれの特徴として、高透明収縮チューブであるスミチューブVはビニール系の素材で、
通常の透明収縮チューブであるスミチューブCはオレフィン系の素
スミチューブVはとても綺麗なのですが、硬くなりやすい為、夏場はあまり問題無いのですが冬場は辛いケーブルになってしまいます。この点スミチューブCは低温下でも殆ど硬くなりませんので、比較すると使いやすいと思います。
ヘッドホン側プラグはA2DCプラグTypeBの黒をLSシリーズ対応形状(1mmの埋まりこみ有り)で組み立て、またアンプ側プラグはNobunagaLabsのNLP-PRO-IS35/4を使用しました。
どちらのプラグもボディは黒で、銀+銅のケーブルを端で締めています。
お写真とご感想をいただきました。
銀線の使用は初めてでしたが1線銅をMIXすることで低音部の厚みを確保したままで中高音の伸びが確保出来ていて依頼通りの全体的な底上げの出来るケーブルに仕上がっております。
銀線のせいでしょうか高音部の解像度がグッとあがってハイハットのピークが潰れずに聞こえたのは感動しました。
まだまだエージングも済んでいない状態でコレだけの改善が有るとはビックリしています、使い込んでいる過程でどれだけ変わっていくかとても楽しみです。
ただ、見積もりの際にも注意を頂いていたタッチノイズですが想定内とはいえケーブルクリップを使っていないと気になるレベルでした。
これに関しては次作では改善したいポイントですね、自分で透明収縮チューブでお願いした訳ですし(笑)
以前依頼したWMC-NWH10の改造ケーブルと相まってコンパクトに纏まって取り回しも良くなりました、有り難う御座います。
E4UAでL-L型化したWMC-NWH10と共にお使いいただいているのですね。とてもコンパクトに纏まっています。
タッチノイズはケーブルクリップとスライダーで固定していただけると、あまり気にならないレベルまで下げる事はできるとは思うのですが、やはり鳴ってしまうようですね・・
音質的には十分にご満足いただけるだけの変化は有ったようですので良かったです。
ありがとうございました。
audio-technica ATH-LS400用ケーブル 120cm
ツイスト数:標準
分岐長40cm
耳掛けワイヤー有6cm *シルバー
スライダー有
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:オヤイデ 4N純銀撚り線&102SSC撚り線 2:1ツイスト
外装:透明収縮チューブ スミチューブC
ヘッドホン側:A2DCプラグ(TypeB ブラック)
アンプ側:3.5mm4極 NobunagaLabs NLP-PRO-IS35/4
商品代 30869円 (価格は製作当時の物です)