B&W P9 Signature用 4.4mm5極バランスケーブル オヤイデ4N純銀撚り線&102SSC撚り線 カッドツイスト ゴールド編組チューブ仕上げ *Numberd
B&Wのヘッドホン、ふわっとした音でポータブル用として愛用されている方は多いのではないでしょうか。
P5 P3 P7と来て、P9がSignatureモデルとして発売されましたね。
私自身知らなかったのですが、P9 Signatureはなんとバランス接続対応モデルなのです。ご依頼をいただいてから店舗で確認させてもらいましたが、ヘッドホン内部のジャックは4極でGNDが分離されていました。P9に来てやっとこうなったかといった所でしょうか。
私の持っているP7は無理やりGND分離化を行っていますが、P9は最初から・・流石Signatureと付いているだけあります。
今回ご依頼者さまよりいただいたご要望は・・
> P9特有の濃厚さは損なわず、
> 純正アンバランス接続時よりもう少し中高域の抜けのよい音 (原文まま)
でした。
E4UAからは、Belden1804Aをそのまま使う案、そしてオヤイデの4N純銀撚り線と102SSC撚り線をツイストして編組チューブ仕上げとする案をご提案させていただき、最終的に後者の案を採られました。
特に、どちらかというとBelden1804Aよりも純銅と純銀のMix線をバランス接続においてドライバーで合成してやった方が中・高域の抜け感が良いと感じたから、また低域も純銅が有った方が暖かく濃い音を出せると考え、こちらをPushさせていただきました。
E4UAは今ではテフロン系被覆の線材に限りますが、4芯(カッド)ツイストができるようになっています。このツイストを行うと、電磁誘導によりノイズに強い線材が出来、これによりS/N比が高まります。また4芯でもぎりぎりですが極細のナイロン編組チューブ仕上げを行う事ができますので、引っ張り耐性が強く、ケーブル色もギラギラしていないものを作る事ができます。今回はゴールドのナイロン編組チューブ仕上げを行いました。
ヘッドホン側プラグはバランス接続ですので2.5mm4極プラグです。P9 SignatureはP5/S2と同じケーブルがそのまま使用可能な事が分かっていますので、これの中古ケーブルを購入し、プラグ引っ掛かり部分とケーブルブーツ部分を作りこんで、プラグを収縮チューブで形成しました。
アンプ側プラグは4.4mm5極でNobunagaLabs製NLP-PRO-TP44/5を使用しました。日本製(トープラ製)軸の高品質なプラグです。
E4プレートとシリアルナンバーは入れましたが、ケーブルにこれを入れると極細ケーブルですので取り回しが悪くなる事を考え、プラグに彫刻にて入れています。
お写真とご感想をいただきました。
P9のバランス化について、いろいろとお調べいただき、お手数をおかけいたしました。
届いたケーブルは、とても気に入って使わせていただいております。
ベルデンと悩みましたが、こちらの構成にして正解だったのではないかと感じています。
P9特有の濃厚さや滑らかさはほとんど損なわれておりません。
そして、純正ケーブルなどで時折気になっていた籠りのようなものも感じられず、気持ちのよい中高域を聴かせてくれています。
これまで使用していた他のヘッドホンは出番がなくなってしまうほどです。
また、ケーブルの色もシックで、取り回しがよいことも、とても気に入っております。
音質はとても良いベクトルでの変化を感じていただけました。
また細身のケーブルは取り回しも良いものですが、この点も感じていただけたようでなによりでした。
ありがとうございました。
B&W P9 Signature用ケーブル 120cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:オヤイデ 4N純銀撚り線&102SSC撚り線 2:2カッドツイスト
外装:ナイロン編組チューブ ★ゴールド
ヘッドホン側:2.5mm4極 プラグ軸のみ
アンプ側:4.4mm5極 NobunagaLabs NLP-PRO-TP44/5
商品代 20915円 (価格は製作当時の物です)