RHA CL1 Ceramic用 4.4mm5極バランスケーブル オヤイデ4N純銀撚り線&PureOCCツイスト 120cm *Numberd
RHAは数年前より日本市場に登場した、ちょっとぶっ飛んだ所もある魅力的な商品ラインナップのメーカーですね。
CL1 Ceramicもイヤホンとしては有り得ない?150Ωというインピーダンスと、Dacamp L1を買って一緒に使ってね!という気持ちしか伝わらない専用仕様のバランスケーブルが同梱、音はハイインピーダンスなヘッドホンだけあってアンプ無しでは鳴らせない・・など、なかなかぶっ飛んだヘッドホンです。
このイヤホンが出た時はMMCX接続・・か?!となりましたが、実際の所はMMCXなのですが、過去にも製作例はありますが普通のMMCXプラグは刺さりません。よって交換用ケーブル市場も有りません。
ケーブルを製作できるのはE4UAのようなガレージメーカーだけでしょう。ですが私も、製作は可能ですが実機を持っている訳ではなく、寸法は一応メモしてありますがそこから製作してもきちんと嵌まるものを製作する事はできません。ですので今回も、実機をお貸しいただいて製作にあたりました。
線材はオヤイデの4N純銀撚り線とPureOCCを2:1でツイストしたものです。眼鏡を着けられているらしく、耳掛けワイヤーが特にお嫌で、また某eatAudioのような形状記憶も耳が痛くなるらしく、耳掛けワイヤーや形状記憶無しでも使用できる太さと柔らかさであるか・・をかなり気にしておられました。
気にされるなら、テストでツイストして結果をお知らせするのみですので、ご注文いただく前でしたたこれら線材をツイストし、太さを計測、柔らかさを感じてこれをお伝えしました所、問題無さそうとのご回答をいただきました。ただし、MMCXプラグからそのままケーブルを出すと、プラグ肩部分での屈曲が多く断線が早まってしまいますので、この部分にのみケーブルブーツを作りこんでいます。ケーブルブーツから出るケーブルの向きは、イヤホンを事前に耳に装着していただいた状態のお写真をいただき、これから最適な角度を考えて製作しています。
また今回は線材は見せず、外装にナイロン編組チューブ仕上げを行っています。ナイロン編組チューブ仕上げを行うとタッチノイズが減少し、またケーブルにお好みの色を与える事ができます。今回はストレート部はウッドランドカモ、分岐部はブラックというマルチカラーなケーブルにされました。RHAのちょっと破天荒な感じとウッドランドカモは合うと思いますし、耳元のブラックは永遠の定番色ですので良い組み合わせだと思いました。
イヤホン側のMMCXプラグは、純正ケーブルもお貸しいただきましたのでこれと形状を合わせてMMCXプラグ軸を切削し、RHAの言うsMMCX形状にし、ボディをアクリル形成としています。イヤホン本体もお貸しいただいていますのでロックピンまで完全に再現し、純正ケーブル以上の使い心地を追及しています。
アンプ側プラグはZX300でのバランス接続との事で、日本ディックス製 Pentaconn L型プラグを使用しました。流石純正だけあって精度は良く、また小型のボディはそれほど邪魔にもならず快適にお使いいただけるものができたと思います。
ご感想をいただきました。
さすがにイヤホンとケーブルをお貸しいただけましたので、完全に刺さって使いやすいものを製作する事ができました。
音質の変化もとても良いベクトルで感じていただけましたし、また使いやすさにおいても純正ケーブルを超えるものをお作りする事ができたようで良かったです。
ありがとうございました。
またPureOCCは長らく在庫しておりましたがこれにて終売となりました。今まで色々なケーブルをご注文いただきありがとうございました。
RHA CL1 Ceramic用ケーブル 120cm
分岐長40cm
耳掛けワイヤー無 (ケーブルブーツのみ)
スライダー有
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:オヤイデ 4N純銀撚り線&PureOCC 2:1ツイスト
外装:ナイロン編組チューブ ストレート部:ウッドランドカモ/分岐部:ブラック
ヘッドホン側:MMCX プラグ軸のみ sMMCX形状に切削 アクリル形成プラグボディ
アンプ側:4.4mm5極L型 日本ディックス PentaconnL型
商品代 42738円 (価格は製作当時の物です)