audio-technica ATH-LS200 ATH-LS50 A2DCケーブル オヤイデ HPC-28-2U オレンジゴールド 再ツイスト *Numberd

 

audio-technica A2DCケーブル製作のご依頼をいただきました。

A2DCは同社の専売とも言える形式ですね。似た形状ではMMCXと同じ無線用でMCXというものが有りますが、このMCXのシュリンク(小型化)したものがこのA2DCと言えそうではあるのですが、それでもA2DCはMCXと互換性は全く無く、同社の専用形式です。

ご依頼いただいた当初は純正ケーブルが断線してしまったATH-LS50用としての製作で、外装は黄色系、音質云々より細身で断線しにくいもの、線材以外のパーツは黒を基本として使用との事でした。
まず線材について、細身で断線しにくいものですとやはりアラミド繊維入りの線材でしょう。アラミド繊維入りのものはE4UAにはそれほど種類は無いのですが、オヤイデ HPC-28-2U辺りが極細編組チューブにも通りますし良いのではないかと思い、お薦めさせていただきました。
線材のHPC-28-2Uはツイストされた状態ですが、これを一旦解いて軽く熱をかけてストレート状態に戻し、極細ナイロン編組チューブに通してから再度ツイストしています。分岐部にはYスプリッターbタイプを入れて全体の雰囲気を引き締めています。
外装は黄色系がご希望だったのでネオンイエローかオレンジゴールド辺りをお薦めし、オレンジゴールドを選択されました。純正の交換用ケーブルは色味が茶色系しか無いのも、純正ケーブルを購入するには至らなかった部分とも教えていただきました。

ヘッドホン側プラグはATH-LS50での使用との事でしたので段付きにする必要が有りました。新タイプのA2DCプラグ、ブラックボディのものを段付き状態で組みました。

アンプ側プラグは高品質な日本製 NobunagaLabsのNLP-PRO-TP35です。軸ズレやメッキの薄い所など一切無く、とても綺麗な切削の成されたプラグはボディは真鍮削り出しで重量が有り、GNDの段部分の重量も加わって同価格帯のプラグの中では最重量クラスです。ケーブルは軽い方が取り回しは良いのですが、プラグは少々重い方が安定します。

 

お写真とご感想をいただきました。

 

リケーブルしてもらったので思い切って
オーテクのATH-LS200も購入しました。

感想は、上位のイヤホンになったら違いがさらに感じる体感だけど

リケーブル前の純正
良い音なんだねー(あまりわかってない)、イロイロ音が聞こえるのね

リケーブル後
シンセやキック以外のPADやHATのクローズ、オープン、ベースが曲の盛り上げの要因になってるんだなーと素人にもわかるようになりました。
コネクタ型のリケーブル良いですね。

靴とウェア、そしてケーブルがシンクロしてますね。
純正ケーブルは安価でタッチノイズ無く使いやすいのですが、若干断線しやすい気もしますね。ですがナイロン編組チューブ仕上のケーブルなら、断線もあまり怖くなくなります。ハードに使っていただけるものと思います。

ありがとうございました。

 

 

audio-technica ATH-LS50 & ATH-LS200 兼用 A2DCケーブル 120cm
分岐長40cm
耳掛けワイヤー有 6cm *ゴールド
スライダー有
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:オヤイデ HPC-28-2U
外装:ナイロン編組チューブ オレンジゴールド
外装:Yスプリッターb ブラックアルマイト
ヘッドホン側:A2DCプラグ TypeB
アンプ側:3.5mm3極 NobunagaLabs NLP-PRO-TP35