SENNHEISER HD25-1II用 左出しケーブル Mogami2944 チョコチップカモ *Numberd

SENNHEISER HD25シリーズ 本当に息の長いヘッドホンですね。

アジアのメーカーはオーディオ界に限らず、新製品のサイクルが短くそれも楽しいものなのですが、ヨーロッパ圏のメーカーは新製品のサイクルが長く、特にこのHD25で言えば既に25年以上形状も変えられず販売を続けられているものです。
25周年記念モデルのHD25 ALUMINIUMが2013年発売ですから、かれこれもうすぐ30年になろうとしているのですね・・私もHD25-1IIを持っていますがなかなか壊れない、良いヘッドホンだと思います。

今回はそんなHD25用ケーブル製作のご依頼をいただきました。
HD25を使われる雰囲気は通勤とお部屋、主にiPhone直刺しとの事で、全ての生活を通して使われるものと考え、音は良くてもあまり取り回しの悪くなるものは除外させていただき、線材はやはりMogami2944をお薦めさせていただきました。
私がHD25を所持しており色々な線材で試した結果でもあるのですが、シングルエンド(アンバランス)接続であればMogami2944、バランス接続であればMogami2799の使用が、比較的安価に、また一番HD25の音を伸ばしてやる事ができるように思っています。
音のお好みも、低域よりもドラムの金属音が良く聞こえる、中・高域のハリのあるものをお求めでしたので、今回のMogami2944の使用は丁度いいものになると考えました。
外装はチョコチップカモをご指定でした。まだほんの少し在庫が有りますが、名前とは裏腹になかなか格好良い柄だと個人的には思うものです。メーカー終了品なのが惜しい所です。

またケーブルは左出しを選択されました。今回ご依頼いただくまでは某F社のケーブルを使われていたそうですが、ケーブル全長が短く、また右出しOnly仕様だったのでとても使い難く感じられていたそうです。E4UAは全て手作りですので、特にHD25のような右出しでも左出しでも使えるようなヘッドホンにおいてはどちらからケーブルを出されるかをお聞きし、使いやすく感じられる方で製作しています。
SENNHEISERのヘッドホンの中でも右出しのものは種類は少なく、HD25は異色の存在とも言えます。これは、殆どのミキサー卓ではヘッドホンの出力ジャックは右側にあるからこうなったらしいです。右利きの人間には世界中には多く、ケーブルは左出しの方が右利きの人には使いやすいものですが、HD25だけは現場の状況を先に考えて作られているのが分かります。

アンプ側プラグはNobunagaLabsのNLP-PRO-TP35、こちらはご依頼いただいた当初よりお選びいただいていました。耐久性が高そう・・との事でしたが、これは当たりです。プラグの重量も重い方ですが、プラグ軸の精度も高く、艶消し黒のボディと相まって精悍なイメージのプラグです。

 

 

お写真とご感想をいただきました。

ケーブル、端子のガッチリ感、見るからに強そうですね。
市販品には出来ないであろうこの仕様。この見た目からもう最高です!
ヘッドホン側に這わせるむき出しのケーブル、端子カバーの質感も、つや消しのゴムの質感が良く、
「もうずっとこのヘッドフォンでいい」そう思わせるヘッドフォンに仕上がりました。

音の方も、明らかに違いが分かりました。
これからじっくり聴かせていただきますが、今までとまた指向性が変わった印象です。
今まで聴こえていなかった音が新たに聴こえました。

また利用させていただきたいです。
ありがとうございました。

市販品には市販品の良さ、自作品には自作品の良さが有るものですが、市販品にはこのゴツゴツした感じは無いものでしょうね。自作品でしか味わえないものだと思います。
イヤーパッドをYaxiのレザーに変えられていますし、HD25は元祖「自分の好きに変えられるヘッドホン」かもしれないですね。

ありがとうございました。

 

SENNHEISER HD25用ケーブル 120cm 左出し
EE4プレート・シリアルナンバー有
線材:Mogami2944
外装:ナイロン編組チューブ チョコチップカモ
ヘッドホン側:ゼンハイザープラグ ACROLINK FP-650
アンプ側:3.5mm3極 NobunagaLabs NLP-PRO-TP35
商品代 11200円 (価格は製作当時のものです)