ヘッドホン側変換アダプタいろいろ・・FitEar、A2DC、HD650、Final Pandora、Tribute7 などなど

ヘッドホン側の変換アダプタの製作はよくご依頼をいただきます。

その中から最近いただいた、まだblogに掲載していないものを上げていこうと思います。

 

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こちらはケーブル側はUE系CIEM、ヘッドホン側は汎用CIEM2ピンとMMCXです。
UEのケーブルをお持ちで、これを流通の多い2ピンやMMCXに変換してやるとレアなケーブルも使いまわしができるようになりますね。

 

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こちらはSENNHEISER HD800をCIEM2ピンで使用する変換アダプタです。
HD800は専用プラグですが、最近になって太いケーブルが使用可能なプラグが発売されましたので、これの中にCIEM2ピンジャックを入れ込みました。今までのケーブル付きのものより、プラグのみのサイズですので取り回しが良くなっています。勿論MMCXなどでも製作は可能です。

 

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こちらはMMCXをCIEM2ピンにL型で変換ですが、MMCX側をWestoneのMMCXにも使用可能なように少し削り込んでいます。WestoneのMMCXプラグはカバーが少し突出した特殊な形状をしていますが、カバーを削ったりせずとも変換アダプタは製作可能です。

 

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こちらはULTRASONE Tribute7をCIEM2ピンケーブルで使用する為のアダプタです。
Tribute7は極数こそ違いますが、Signature Proから始まった回転式ロック機構のあるプラグが使われています。ロック機構を再現する事はできませんが、それを回避するプラグは製作可能、今回は極短形状でCIEM2ピンジャックを乗せました。E4UAでは製作可能ではありますが、殆ど売られていないTribute7用ケーブルもプラグを変換してやれば多種のケーブルで使っていただけるようになります。

 

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こちらはFinal Audio Design Pandora用として、2.5mmプラグでの使用を可能にする変換アダプタです。
Pandoraは現在製造されておらず、Sonorousがその座には居ますがプラグ形状は同じですので使用可能です。Pandoraは3.5mm2極プラグで接続しますが、変換アダプタは3極のものを使用しています。特に意味は無く2極の良いプラグ軸が無かったからです。RingとSleeveは導通させて2極状態で使用しています。また2.5mmジャックははHiFiMAN HE-1000用ケーブルが使用できるようにとの事でしたので3極ジャックを使用していますが、内部的には2極でこれ以外のケーブルでも使用可能です。

 

 

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こちらはSENNHEISER HD650をHD800用ケーブルで使用する変換ケーブルです。
HD650用プラグは柔らかめのプラスチックと、あまり容積のない形状ですのでHD800用ジャックはケーブル出しとしています。線材はBelden1804Aを使用し編組チューブ仕上げとする事で柔軟で使いやすい変換ケーブルになっています。
使い慣れたヘッドホンを最新のヘッドホンのケーブルで使ってやると、どのような音になるのだろう・・そんな思いを叶える事ができます。

 

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こちらはaudio-technica ATH-CKS1100をMMCXで使用する変換アダプタ、勿論CKR100でも使用可能です。L型は過去にも製作しましたがストレート形状でも勿論製作可能、ボディのアクリルが透明なのは依頼者さまからの指定です。A2DCコネクタは特殊ですがMMCXにしてやると一気にケーブル選択の幅が広がりますね。

 

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こちらはFitEarをCIEM2ピンで使用する変換アダプタ、新形状です。
CIEM2ピンは上側が+極、FitEarは左右で極性の上下が入れ替わりますので変換アダプタ内部は線材がクロスしているものとストレートのものの2種類になっています。ストレート形状は左右の判別がつきませんので、純正と同じような感じで赤と青の点を+極側に入れて判別できるようにしています。極短形状で成形していますので使用感はそれほど悪くはならず使っていただけます。

 

以上、よろしくお願い致します。