SENNHEISER HD650用 Phasemation EPA-007 デュアルモノラルバランスケーブル Mogami2534(core) 200cm ブラック “02N”

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SENNHEISER HD650 Phasemation EPA-007専用ケーブル製作のご依頼をいただきました。

今ではEPA-007は電源周りが強化されたEPA-007xが発売されていますが、このEPA-007というヘッドホンアンプ、とても良い音を鳴らすそうです。良い音の部類も色々ありますが、EPA-007は何も足さない・何も引かないような感じで、上流の音をそのままヘッドホン用に調整するアンプと言っていいと思います。
SENNHEISER HD650は、とてもふわっとした音を聴かせてくれるヘッドホンです。この組み合わせはとても良いものだと思います。

ただし・・EPA-007の出力形式は少し特殊です。PhasemationのHPには6.3mmプラグは引っ張ると抜けるから(据え置きヘッドホン環境にとっては)良いものであるといった説明が有ります。
XLRプラグでもヘッドホン用途でしたらロック機構はアンプ側に備わるものですし、ロックが無いものが殆どなので引っ張ると抜けるとは思いますが、それでも6.3mmプラグよりは抜けにくいかもしれません。抜けやすさを取ったPhasemationの判断は良いものだとは思いますが、6.3mmプラグを使っていても少し特殊なアサインですので、通常の6.3mmTRSプラグでバランス接続する時のようなケーブルの使いまわしはできませんし、専用のケーブルを用意してやる必要が出てきます。Acoustic Reviveから、HD800専用でEPA-007用のケーブルも販売されてはいますが機種的にはこれのみで展開が無く、その他はXLR3極に変換するものしか販売されていません。
所持するものとしては折角の高音質を変換ケーブルを通して聴くのではなく、やはり直接接続して聴きたいものでしょう。そんな想いから、ケーブル製作のご依頼をいただいたものです。

線材はHD650用としては定評のあるMogami2534を芯のみで使用、ブラックの編組チューブに通し、どんな環境にもマッチする落ち着いた雰囲気のケーブルになりました。
ヘッドホン側はゼンハイザープラグ、これはSENNHEISERの場合これのみの対応となります。
アンプ側は高品質な6.3mmプラグNEUTRIK製のNP3X-Bを使用しました。ケーブルブーツはプラグに備わっていますが編組チューブを固定する為も有り、収縮チューブをケーブルブーツとして使用しており、これの色を右のみ赤にする事で左右の識別としています。

 

ご感想をいただきました

早速色々聞いてみています。
ステレオとデュアルモノということで、単純な比較はできないのかもしれませんが、純正ケーブルに比べて、音の鮮度が上がったようで、女性ボーカルがより生々しく聞こえるようになりました。
ずっとEPA-007のデュアルモノを試してみたかったので、今回ケーブルをお願いして良かったです。
とても満足しています。
しばらくは、純正ケーブルととっかえひっかえして、楽しみたいと思います。

やはり変換ケーブルなどを通さず、そのまま接続する事は精神衛生上よろしいでしょうし、スマートなルックスを求められる方には良いものだと思います。
また、もしEPA-007を手放されてもアンプ側プラグをXLR3極に交換する事で、多くのヘッドホンアンプにも使用できる事をお伝えしました。

ありがとうございました。

 

SENNHEISER HD650用 Phasemation EPA-007 デュアルモノラルバランスケーブル
全長200cm (内アンプ側分岐長30cm ヘッドホン側分岐長30cm)
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:Mogami2534(芯のみ)
外装:ナイロン編組チューブ ブラック
ヘッドホン側:ゼンハイザープラグ ACROLINK FP-650
アンプ側:6.3mmTRS NEUTRIK NP3X-B
商品代 12110円 (価格は製作当時のものです)