AKG K451用ケーブル Mogami2944 120cm オレンジゴールド “00I”

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AKG K451はK450から受け継がれた軽量コンパクトなヘッドホンですね。今では生産完了となってしまいましたが、Q460などの派生モデルも発売されたりと一時期は高音質なポータブルヘッドホンの中では、まずこれを買えばいいモデルの中に必ず有るヘッドホンでした。

今回ご依頼いただいたケーブルは、イヤホンをたくさんお持ちの中でヘッドホンはほぼこれだけ(というかこのシリーズだけ)という方より、ヘッドホンなら少々交換頻度が高くても壊れることは無いだろうという事でご依頼いただいたものです。

線材は安価ながら高音質なMogami2944です。シールド有りツイストペアの線材で、芯線はMogami2799と同じものが使用されています。GNDはシールドで使用しますが、十分な線径が保たれており、また断線予防にも役立っています。レッドの編組チューブでご依頼を承っていたのですが、なぜかオレンジゴールドで製作してしまいました。お詫びしてそのまま使っていただきましたが、この色も気に入っていただけました。

ヘッドホン側プラグはロック機構の備わったK450系専用のオールメタルプラグです。純正のケーブルのヘッドホン側はロックピンはプラスチックで形成されていますが、こちらのプラグは全てメタルで形成されており、純正のプラグより強度的には勝っています。純正は4極ですがヘッドホン側では内1極は使用されておらず、3極での接続も可能で、このオールメタルプラグも3極のプラグ軸が使用されています。
余談ですがヘッドホン側は改造次第で4極化が可能で、この改造とヘッドホン側4極プラグでの接続によりK450系のバランス接続やGND分離接続も可能です。ほわっとした音はかなりキリっとした音に変わり、よりリスニングには適さないヘッドホンになってしまいます。面白いですが疲れますのでお薦めしません。

アンプ側プラグはViablue T6s smallです。既にPHPAをお持ちで、DAPとの接続にViablue T6sを使ったケーブルをお使いでした。Viablue T6sは少し太いプラグですので干渉を気にされ、smallでの製作となりました。個人的に思うのは、3.5㎜プラグであればsmallで十分用途はこなせると思うのです。T6sよりT6s smallの方がプラグボディも短いですので取り回しも良いです。DAP-PHPA接続であれば少々太いプラグも良いのかもしれませんが、ヘッドホンケーブルであればT6s smallを第一選択にしていただいて構わないと思います。

 

お写真とご感想をいただきました。

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無事に着きました。早速聞く前に恒例の写真を撮り記念日として日記に張り付けます
なかなか良い色でこれは狙ったのではないですか?ネクサスのカバーと同じです。
赤より絶対にマッチしています。
音は出始めなのですが落ち着いて輪郭がはっきりしたのが私でも判ります。
写真は下手なので構図とか撮り方とかは適当なので雰囲気で感じて下さい。
この度は本当にありがとうございました。次も宜しくお願い致します。

じつはこの後、銀線でのリケーブルもご依頼いただいています。それはまた後々ご紹介させていただきたいと思います。
Mogami NEGLEX OFCは良い銅ですので、音の変化も即感じていただけました。「輪郭がはっきりして・・」とのご感想をいただきましたが、殆どのヘッドホンにおいてこのような感じの変化を感じていただけます。良い銅です。

ありがとうございました。


AKG K451用ケーブル 120cm
 線材:Mogami2944 70円/m x1.2 84円
 外装:ナイロン編組チューブ 100円/m x1.2 120円 (レッド)
 ヘッドホン側:K450系専用オールメタルプラグ 1400円
 アンプ側:3.5mm3極 Viablue T6s small 1600円
 その他:収縮チューブ少々 50円
  部品代合計 3254円
  製作費 4708円
商品代 7962円(価格は製作当時のものです)