MDR-1A用 3.5mm3極ジャックx2(MDR-Z7アサイン) 変換ケーブル Belden1804A 20cm コヨーテタン
MDR-1Aは家でリラックスして使用する事も、屋外でXPERIAやWalkmanと接続して楽しむ事もできる、オールマイティーなヘッドホンですね。この事は純正のノーマルケーブルが1.2mのリモコン付きケーブルで、交換用バランスケーブルが2.0mの長さである事からも伺うことができます。
そんなMDR-1Aを、MDR-Z7用の交換用ケーブルで使いたい方より変換ケーブル製作のご依頼をいただきました。
MDR-1A用ケーブルはE4UAでも製作していますが、このタイプの変換ケーブルのご依頼は初めてでした。ですがこのご要望は至極真っ当なものだと思えます。MDR-Z7用にはかなり高級なケーブルも市販されていますし、MDR-Z7をお持ちでしたらケーブルを何本も揃えるよりも変換ケーブルが1本有った方が、完全にその線材の音にはなりませんが交換して楽しむ事はできるようになりますものね。
ヘッドホン側プラグは3.5㎜4極で長い段付きプラグです。MDR-1Aの他にはDENON AH-MM400にも使用できる事を確認しています(ピンアサインも同じです)。プラグボディはオヤイデのものと似ていますが若干ローレットの刻みが荒く、本家の細かさはありません。ですが多種多様なプラグをすぐに出してくるのが中華製の良い所で、これほどの長い段付き4極プラグはなかなか有りません。MDR-1Aで使用すると若干段部分の方が長く、完全にプラグボディが密着するような接続にはなりませんが、確実に接続する事が可能です。
線材はMDR-1Aの純正ケーブルが銀メッキOFC線である事から、Belden1804Aにされました。細かく見ると音は違うのかもしれませんが、基本は同じですので良い選択だと思います。分岐部も他のBelden1804Aから抜き出した編組シールドを入れ、耐久性の面でも問題無い造りにしています。
アンプ側ジャックは定評のあるオヤイデ製J-3.5SRを使用しました。オーディオ用を謳われた3.5㎜3極ジャックはこれのみと言っていいものです。長期間、頻回の抜き差しにも耐えられる構造をした良いジャックだと思います。
お写真とご感想をいただきました。
付属バランス(MDR-1A用)を基準に…
※Z7のバランスケーブルは接続未聴ですが…
KIMBER 接続
もともと1Aは、Z7より低音盛りぎみですが、
KIMBER接続に変えることにより、低域が少し締まり、
細かい音も少し見えてくる感じでしょうか…
広がりも少々広がる感じでしょうか。
(KIMBER実装画像は未撮影)
ALO AUDIO 接続
これは低域が更に締まった感じ、
尚且つ低域の沈み込みは明瞭にグッと胸に響く…。
高域は頭の中から上へ抉られ抜けて上がっていく感じ…。
見渡しも非常に良くなり付属と比べると1枚ベールを脱いだ感じでしょか…。
付属<KIMBER<<ALO AUDIO
KIMBER と ALO AUDIO の価格差を考えると…。
費用対効果どうなの…??
という感じではありますが、こればっかりは、
購入してみて日頃の音楽をよくよく聴いてみないと…と感じます。
Z7でのALO AUDIO接続(広くてクリアーな感じ)も良いのですが、
1AでのALO AUDIO接続(Z7より少し狭いがクリアー尚且つ、
低域タイトで沈みつつ高域伸びる感、満載な感じ)もクセになりそうです。
両ヘッドホン・スペック比ですが…
周波数帯域 ドライバ口径 インピーダンス 音圧感度
Z7 4Hz~100kHz 70 mm 70 Ω 102 db
1A 3Hz~100kHz 40 mm 24 Ω 105 db
1Aに関して、ドライバ径の割には低域がZ7より少しでていて、
インピーダンスは低く、感度も高い…。
この辺りもケーブル以外で、おおいに関係しているのでしょうか…。
タイトめなロックな曲や元気な曲には非常にバッチリに感じます。
…あと取り回しも、Z7でALO AUDIOだと、KIMBERに比べ非常に華奢で、
付属のよりも更に細く、少し不安すら感じる…。
…1AでALO AUDIOだと逆に1A本体も軽いので、非常にマッチ致します。
毎度、匠ハンドメイド、ありがとうございます。
既にMDR-Z7用交換ケーブルをお持ちの状態で確かめていただけました。
あのヘッドホンにこのケーブル・・どんどんご要望お聞かせください。可能な限り対応させていただきます。
ありがとうございました。
MDR-1A用 3.5mm3極ジャックx2(MDR-Z7アサイン) 変換ケーブル
商品代 6882円(価格は製作当時のものです)