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AKG K701 MiniXLRによるデタッチャブル化

AKG K701をMiniXLR3極によりデタッチャブル化するご依頼をいただきました。

過去には別な方からですが、Focal Utopiaで使われているLEMO 0B番での両出しデタッチャブル化のご依頼もいただいていますが、このK701というヘッドホンも、このヘッドホンの音が好き!と思われている方も多いようで、また今も現役で使われている方の多いヘッドホンなのでしょう。それぐらい、皆の思いの詰まったヘッドホンなのだと思います。

依頼者さまは一度ノーマル状態からプラグの付け替えをされたそうですが、これが難しく、またケーブル長が短くなってしまった為、それならいっそのことデタッチャブル化してしまえばケーブルの事は考えなくて済む・・とされたそうです。

今回はMiniXLR3極(ITT M-XL-3-14)でのデタッチャブル化とされました。MiniXLR3極であればAKGの純正交換用ケーブルなども使用可能ですし、汎用性は高まると思います。
ただK701はノーマル状態で4芯のケーブルが使用されていますが、3極レセプタクルでデタッチャブル化を行うとドライバーの傍で左右GNDが共有される事になり、音質が変化する事が考えられます。これがどう出るか、やってみないと分からない所でもありました。

製作においてはヘッドホンのフレーム(シェル)にCノッチ風の補強を入れた状態で大幅に切削し、MiniXLRレセプタクルはアクリルでボディを形成しておいてこれを合体させました。
シェル部の切削はかなり大部分に渡って行っており、ぎりぎりの所での製作ではありましたが強度的には全く問題の無い所にあり、現物合わせで製作していますのでシェルの動きをスポイルする事も一切ありません。

 

お写真とご感想をいただきました。

筐体ですが、レセプタクル部はグラつきがないのはもちろん、ケーブル装着後もイヤーカップの動きを全くスポイルしていません。
本当に丁寧な作業をして頂いております。

音の感想としまして、デタッチャブル化する前よりもサラウンド感のある響きにガラッと変わりました。
まるでスピーカーからの音を聴いているようです。
今まで使用したヘッドホンとは比べ物にならない音場の広がりがあります。

これがコネクタによる接点増加に起因するのか、ケーブルに起因するのかは不明ですが。

ケーブルはVIABLUEのEPC-2を使用しています。
純正ケーブルにはない低域が前に出るようになりました。
ケーブルの変化がより顕著に出てきそうなので、色々試してみようと思います。

やはり、GNDをドライバー傍で共有化する事によるクロストークが増加し、これが音の広がりとなって表れたようです。製作前後での試聴でも感じていましたが、同様のご感想をいただきました。
ケーブルはEPC-2との事、ドイツコンビで良い音になっているのだと思います。

ありがとうございました。

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