SONY WMC-NWH10改修 充電対応化・リケーブル・形状変更
以前、WMC-NWH10の充電対応化改造のご依頼をいただきました方より、さらに形状を進化させたものを製作してくれ・・とのご依頼をいただきました。
カーオーディオの世界にWalkman等のDAPを持ち込むという事は、とても難しい事なのかもしれません。
なにしろカーオーディオの世界には、DINという規格でDAP?が構成されるのが常であり、ポータブルプレーヤーが持ち込まれる事はあまり考えられていません。
ですが、車を使用する目的はどうであれ、良い音を自分の好きなプレーヤーで再生するのは全然アリだと思います。ですが、車の中は普段の生活の場ではなく、車を運転して(もしくは他の座席に乗って)移動する為の場所です。DAPを置く場所は運転等に支障を来さないようにしなければいけないのは勿論ですが、目について操作もしやすい必要が有ります。これが車内にDAPを持ってくる事の難しさです。
SONY WMC-NWH10はいろいろなUSB/DACに接続する事ができる、便利なアイテムです。
ですが大抵のDAPはUSB出力を行うと再生時間は短くなります。短くなった再生時間は充電するしかないのですが、WMC-NWH10を接続している間は充電する事ができません。
特にカーオーディオの場合、運転する時間というものは人それぞれであり、1日に何時間も運転している人もいます。もし長時間運転している人がWalkmanを車内で使いたいと思っても、電池切れで聴けなくなるなんて状況にしたい訳がないと思います。
幸いにして、WMC-NWH10は分解して再構成する必要は有りますが、充電対応化を行う事ができます。これで車内で電池切れで音の無い空間からオサラバできます。
(その他、アクセサリーONでWalkmanが起動するようになるという利点もありますし、機種によってはアクセサリーOFFで再生停止という事もできるようです)
またE4UAではアクリルでの造形が可能ですので、詰め込まれた車内環境でも楽に使っていただけるような工夫も可能です。
今回ですとWMC-NWH10のケースを可能な限り短縮化し、ここから出るUSBケーブルと充電ケーブルは斜め横出しにしました。これは現物合わせまではできないもののWalkmanを車載したお写真をいただいていたからなのですが、センターコンソールのボタン類を避けながらケーブルを出すように、ケーブル曲げ(ねじれ)角度まで完璧に合わせて製作したものです。
使用するUSB用線材はエレコムのオーディオ用USBケーブルから切り出し、WMC-NWH10のUSB(A)メス側を移植しました。車内・・特に夏の炎天下の車内は所によっては70度を超す温度になる事が有りますので、熱可塑グルーの類は一切使用せず製作しています。
お写真とご感想をいただきました。
改良前
ケーブルの選択から、小型コネクタの採用まで、カンペキでした。
との事、DAPがZX300からWM1Aに変えられていますが、結構いい感じにボタンを避けながら無理のないケーブルの取り回しができるようになっています。
さらに快適空間に変化しましたね。
ありがとうございました。
p.s.
SONYさん!早く車載キットぐらい出してください!カーオーディオに戻ってきてくれとまでは言いませんから・・