プラグ交換のご依頼色々・・ Final D8000純正 プラグ移植、SHURE純正リモコンケーブルA2DC化、Canal Works純正ケーブル Lightning化、

blog更新が少し滞ってしまいました・・申し訳ございません。

ところでE4UAにはプラグ交換のご依頼も多くいただきます。
プラグの種類は多種、交換元ケーブルも多種で一概には言えませんが、時代を表しているようなご依頼が多くあるのも確かです。

今回はその一部をご紹介させていただきます。

 

まずはこちら、Final D8000純正ケーブルのアンプ側プラグを4.4mm5極化です。
プラグはPentaconn OFCプラグを使用しました。
D8000の純正ケーブルは流石トップエンドモデルらしく、高品質な部品で組まれていますね。
アンプ側プラグは普遍的な3.5mmシングルエンドプラグですが、専用の削り出しボディは容易に交換が可能なようなデザインになっていました。
使用されていた線材はかなり太いものでしたが、なんとかPentaconn OFCプラグのケーブル穴を削って対応可能になりました。

 

また、Final D8000の純正ケーブルから、ロック機構を持つヘッドホン側プラグを抽出し、これを他のケーブルに移植するというご依頼もいただきました。
移植先のケーブルは、以前HD800用としてオヤイデ102SSC撚り線を16芯編み込みにて製作したもので、blogには掲載していなかったものです。このケーブルのご感想は、ご自身のblogにて公開されていますのでご一読いただけましたらと思います。

D8000純正ケーブルは上の書き込みでアンプ側プラグの交換を行っていましたが、ヘッドホン側プラグは少し手間がかかりますが取り外す事ができました。これを過去に製作した片チャンネル8芯のケーブルに付け替えたものです。ケーブルブーツ等は再使用する事はできませんので作り替えを行いました。
結果は上々のようで、機種を変えてまだまだ使っていただけるようで製作者冥利に尽きますね。

 

 

変わってこちらはSHURE純正のリモコンマイク付きケーブルを、A2DCイヤホンで使用できるようにヘッドホン側プラグの交換を行ったものです。
A2DCは個人的にはとても良いものだと思うのですが、テクニカさん!もっと頑張ってケーブル出してくださいよ~ スマホに接続してお気に入りのイヤホンをリモコンマイクで使うなんて皆が欲しいと思う所じゃないかと思うんですがねぇ・・

A2DCプラグはLSシリーズ対応形状として段付き仕様で取り付け、耳かけワイヤー等はSHURE純正のまま再使用としています。

 

 

またこちらはCanal Worksの純正ケーブルを、Lightning化したものです。
こちらはマイクなどは有りませんが、3.5mm出力が無くなってしまったiPhoneやiPadに直接接続する事で不便な変換ケーブルを排して使う事ができるようになるものです。
特に殆どのCIEMの純正ケーブルはアンプ側がL型プラグな事もあり、Lightning3.5mm変換ケーブルを使用すると3.5mmでの中継部でL型に曲がり、とても使いづらいものができてしまうと思います。これを一気に解消できる改造ですね。

製作においてはLightning-3.5mmジャックの変換ケーブル(Apple純正)からDAC搭載Lightningプラグ軸を抽出し、これに線材を取り付け、ボディをアクリルにて形成しています。
純正ケーブルは軽量で取り回しが良い為、特にiPhone直で使っておられた方にはこの上無い使い勝手の良さを感じていただけるものになったのではないかなと思います。

 

ありがとうございました。