4.4mm5極プラグを2.5mm XLR4極 3.5mm等色々な形式へ・・ 変換アダプタ 変換ケーブルいろいろ (2020/12/01更新)
4.4mm5極は日本のみならず海外でも、じわりじわりと広がってきているようですね。
デファクトスタンダードとなった2.5mm4極プラグよりも強度が有る所が良いようで、2.5mmプラグだと折れてしまうような力のかかり方でも全く問題無いようですね。
今回はその4.4mm5極プラグを、いろいろな形式に変換するプラグアダプタや変換ケーブルなどご紹介させていただきます。
まずはこちら、4.4mm5極プラグを2.5mm4極プラグに変換するプラグアダプタです。
4.4mm5極ジャック内部に2.5mm4極プラグを挿入して固定したかなり強引な製作となりますが、ご依頼いただきました方はケーブル付のものは既に所持されており、このケーブルが音質劣化に繋がっていると考えられ、極短での製作を承りました。
実際の所、ケーブルだけではありませんがケーブル付のものは音質劣化が起きやすいようですね。どこかの品質を落とさないと利益を上げられないのは大企業の業なのか、それとも使用者次第なのか。難しい所ではあります。
今回は内部配線はごく短いものですが有りますが、これにはオーグライン+pt撚り線をご希望されました。極短で接続されており使用量としては数mm程度のものですが、気のせいは払しょくしなければいけませんからね。
6.3mmプラグに変換する事も可能です。
プラグはオヤイデ P-240Tを使用、ジャックはNobunagaLabs(トープラ)製を使用しています。
6.3mmプラグであれば、ほぼ全ての据え置き機器には搭載されているものですし、1本持っておけばかなり長期間お使いいただけるものになっています。
こちらは内部配線はオヤイデ 4N純銀撚り線を使用しました。
日本ディックス製純銅4.4mm5極ジャックと純銅6.3mmプラグを使用した、銅の極みシリーズも製作可能です。
内部配線にはアムトランス製金メッキOFC単線を使用し、音の通り道を全て金メッキ銅にしています。
XLR4極プラグでの接続は、XLR3極プラグx2での接続より簡便な為据え置き環境では増えているようですね。
過去には4.4mm5極ジャックにトープラ TMP-Y3(試作品)を使用していた事もありますが、今では価格が半分以下のNobunagaLabs製(ジャックはトープラ製造)が有りますので、これをXLR4極プラグに内蔵すれば変換アダプタが完成します。
ひとつめの写真はXLR4極プラグにNC4MXX-Bを使用したもの、ふたつめの写真はNC4MX-HDを使用したものです。NC4MX-HDの方が少し短いので内部配線の量を減らす事ができます。
また、日本ディックス製4.4mm5極ジャックを使用する事も可能です。
みっつめの写真はNC4MX-HDプラグの中に日本ディックス製Pentaconn中継ジャックを内蔵したものです。
内部配線はオーグライン+α撚り線を第一選択としています。真鍮軸で暗くなりがちな音を、キラっとさせてくれます。
よっつめの写真は、プラグにAEC製AX4-1611Gを使用したもので、銅の極みシリーズです。
内部配線には7N純銅を使用していますが、他の線材でも製作は可能です。
変換といえば3.5mmプラグに変換でしょう。これこそがスタンダードな接続方式です。
プラグ・ジャックともにNobunagaLabs製を使用し雰囲気の統一が図られています。
線材はオヤイデ 4N純銀撚り線と102SSC撚り線を1:2でツイストしました。変換ケーブルで音質劣化を招いてしまっては元も子もございません。この為少し高価にはなってしまいますが高品質な線材を奢ってやる事で、音質劣化を気にする必要が無く安定して長期間お使いいただけるものができます。
外装のブラック&ホワイトのナイロン編組チューブがNobunagaLabs製プラグと共に良い雰囲気ですね。
こちらは4.4mm5極プラグをRME ADI-2 Proの6.3mmTRSプラグx2に変換するケーブルです。
RME ADI-2 Proの接続方式はEPA-007などいくつかのヘッドホンアンプで採用されている6.3mmTRSプラグx2によるものですが、XLR3極プラグx2やXLR4極プラグでの接続に比べるとまだまだ汎用性が少なく変換ケーブルなどの市場も殆ど無いようですね。
こちらのケーブルは線材に武藤製作所 オーグライン+pt撚り線を使用し、4.4mm5極・6.3mmTRSプラグにもGNDが配されている事からこれを錫メッキ編組シールドを施し、薄手の収縮チューブで固定、ナイロン編組チューブ仕上げとしたものです。
線材にオーグラインなどの個性のあるものを使用すると、その線材の音色が乗ってしまうのですがお好みであればそれ以上のものは無いでしょうし、良い選択になるでしょう。
6.3mmTRSプラグの左右はブッシュ色で識別、ほぼ全てがブラックで統一されており視界に入っても気にならない変換ケーブルになっています。
ありがとうございました。
他・・
2020年に製作したもの色々です
ifi Audio Micro iDSD RCA出力用 4.4mm5極変換ケーブル 10cm
4.4mm5極 – 3.5mm3極 プラグアダプタ
プラグ:3.5mm3極 プラグ軸のみ
ジャック:4.4mm5極ジャック NobunagaLabs NLP-PRO-TPFEM44/5
4.4mm5極 – 6.3mmTRS プラグアダプタ 純銅
4.4mm5極 – 6.3mmTRS プラグアダプタ
Chord Hugo2 RCA出力用 4.4mm5極変換ケーブル 10cm
4.4mm5極 – 2.5mm4極プラグ 変換延長ケーブル 250cm
4.4mm5極 – XLR3極プラグx2 変換ケーブル 30cm
PhaseTech EPA-007 バランス接続用 4.4mm5極変換ケーブル 25cm
4.4mm5極 – 3.5mm4極プラグ 変換ケーブル6cm
4.4mm5極 – XLR4極 プラグアダプタ
4.4mm5極 – 2.5mm4極 プラグアダプタ
4.4mm5極 – XLR4極プラグ 変換ケーブル 15cm