audio-technica ATH-IM70用ケーブル Belden1804A(core) 95cm

audio-technica ATH-IM70用ケーブル製作のご依頼をいただきました。

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ATH-IM70はaudio-technicaのインイヤーモニターシリーズの中で、ダイナミックドライバを搭載した上位機種ですね。勿論ケーブルは他のBAドライバのATH-IM01 ATH-IM02 ATH-IM03 ATH-IM04、ダイナミックドライバのATH-IM50等にも使っていただけます。

以前同じ方よりMogami2799での製作ご依頼もいただいていましたが、今回はBelden1804Aでの製作となりました。Belden1804Aは細めの銀メッキOFC線で、ジャケットとシールドを撤去してやるとかなり軽量で使いやすい線材になります。イヤホン用にはシールドを撤去し軽量ケーブルとし、ヘッドホン用にはそのままで外装チューブに通す事で使いやすいケーブルに仕上げることができます。
外装はE4UAでもあまり出ない、ちりめんチューブです。装用感はことさらに柔らかく、肌にケーブルが触れても触れてる感じがありません。これは綿素材で平織りだからでしょう。柔らかさを感じていただけるように、耳かけワイヤー部も収縮チューブ無し仕様とし、ワイヤーは内蔵しました。ワイヤー先端がチューブを突き破ったりしないように内部でまとめてあります。黒地に白の点で描かれたうずまき模様がどのようなアウターにも溶けこむでしょう。他にはえんじ色とあさぎ色があります。ちりめんチューブは旧blogでヘッドホン改造の最後に一瞬だけ登場してたのですが・・編組チューブと線材のページをなるべく早めに新blogにかかないといけないですね・・

ご感想をいただきました。

色々と試行錯誤しておりました。
結論から先に申し上げますと、beldenのケーブルは少しIM70とは相性が良くないのか
好みの音ではありませんでした。
どうも全体的に音がボワッとしてしまい、綺羅びやかすぎていたり、低音がボワつきすぎていたり等。
DAP側でイコライザ調整をしてもイマイチ腑に落ちない状態が続いていました。
これを気にCOWONのD20から気になっていたSONYのNW-A17を購入していたのですが
そちらでも同じような状態でした。
mogamiで作成したケーブルだと全体的なレンジに余裕があり、重低音の鳴りに余裕が出ています。
せっかくのbeldenケーブルですが….中々イヤホンとの相性は難しいです。

なんとも。Belden1804AはIM70には合いませんでしたか・・相性は難しいですね・・
プラグとアンプ(ジャック)の相性もあるのですが、ケーブルとヘッドホン、そして聴かれる音楽との相性も、これまたあるのですね・・

ありがとうございました。

 

audio-technica ATH-IM70用ケーブル 95cm 分岐長35cm
 線材:Belden1804A 820円/m x0.95 779円(芯のみ)
 外装:ナイロン編組チューブ 300円/m x1.3 390円(黒)
 ヘッドホン側:ATH-IMシリーズ用 1200円
 アンプ側:3.5mmL型 オヤイデ P-3.5GL 690円
 その他:収縮チューブなど 200円
  部品代合計 3259円
  製作費 x2.2 7169円
商品代 10428円(価格は当時のものです)