RHA T20 MMCX デタッチャブル化

RHA T20のMMCX デタッチャブル化のご依頼をいただきました。

同イヤホン、T10と同じ筐体が使用されていて、T10よりも中・高域を強化した位置づけでしょうか。CL750も価格帯としては同じぐらいで、これから買おうと思っている方で悩まれている方も多いようですね。

今回はT20のMMCXデタッチャブル化です。
T10 T20に付属のケーブル、輪ゴムのような引っかかるぺとぺとケーブルで使いにくさを感じられている方も多いのではないでしょうか。MMCX化すると、今後はMMCX側の接点不良というウィークポイントはできてしまいますが、それでもぺとぺとケーブルからは解放され、またリケーブルで音質追及も可能になりますね。

MMCXジャックは筋の通ったものを使用しており、正しくお使いいただければ長持ちはします。
このMMCXジャックというものは中心接点と外周接点で構成されています。外周接点はシングルエンドであればGNDですが、バランスエンドであればCold側の電流が流れています。GNDであればあまり関係は無い所、Cold側信号、これがイヤホンのボディと導通していると皮膚を通して電流が身体に流れる事にもなり、あまり良い状況ではないと考えます。
ですので今回はMMCXの外周接点とボディをアイソレートする事に焦点をあてて製作しました。
結果としては極小のスペースでボディと切り離してMMCXジャックを固定する事ができ、見た目的には殆ど純正と変わらないような感じで製作する事ができました。
金メッキの部分はCold側信号が流れていますが、E4UAではMMCXシールド(Pioneer製 JAC-CS01)の使用をお勧めしており、これを使われるとこの部分も覆う事で皮膚への接触や汗の侵入を防ぎ、またMMCXの雑音の原因となる回転も効果的に抑制する事ができます。

 

早速ケーブルを繋いで聴いてみました。
純正も良かったのですが、T20で聴いたことの無い音が出て楽しくなりました。

そしてリケーブルが出来るようになり自分好みの音を探す楽しみが増えたので、色々試して大切に使っていきたいと思います。

とのご感想をいただいております。
やはり純正ケーブルだけでは、出しきれない音は有るようですね。

ありがとうございました。