v-moda Crossfade M-100用 2.5mm4極バランスケーブル Mogami2799 ブラック・メタリックブルー *Numberd

v-moda ファッション性が高いだけではないヘッドホンを作るメーカーですね。
オーナーがDJ/Producerという所からDJ用ヘッドホンがメインストリームのようですが、Mil-Specの堅牢さを取り入れたり、フェイスプレートを入れ替える事ができたりと、良い音で、さらに楽しさも与えてくれるヘッドホンが多いですね。

今回ご依頼いただいたのはそんなv-modaの中で最も売れたであろうCrossfade M-100用のバランスケーブルです。
このM-100というヘッドホン、シリアルナンバーが入っているのですが、ある番台以降はヘッドホン側ジャックが4極で渡り配線も4芯のものが使われており、左右どちらのジャックでもバランス接続が可能になっているようです。
ご依頼者さまのヘッドホンも、その番台以降のものでしたので今回バランスケーブルを製作させていただきました。

ご依頼当初いただいていたご要望としては
M-100の女性ボーカルの出がより際立つような線材
との事でした。
お薦めさせていただいたのは、E4UAでは標準として使用しているMogami2799です。
Mogamiの銅はNEGLEX OFCですが、銅線の中では生音と女性ボーカルには特に合うように常々思っています。(男性ボーカルにはPC-Triple-Cが良いとも思っています)
今回もそんな所のお話をさせていただき、線材はMogami2799にされました。
また外装は新入荷のブラック・メタリックブルーを、blog掲載前から記事を読んでいただいていたようで、こちらをご指定いただきました。黒地にメタリックブルーがキラっと映える、シンプルでありながらも存在感のある外装です。

ヘッドホン側プラグはM-100の場合、金属ボディのプラグの場合はかなり長い段付きプラグでないと刺さりません。そしてそんなプラグはE4UAでは在庫しておりません。ですので今回はボディを収縮チューブで形成しました。プラグ軸のみを線材に取り付け、外装のナイロン編組チューブと合わせて収縮チューブで圧着形成しています。ケーブルブーツも内装していますので強度的にも問題無く、長期間お使いいただける自信が有ります。

アンプ側プラグは2.5mm4極でNobunagaLabs製 NLP-PRO-IS25を使用しました。
こちらはプラグ軸・ボディともに日本製であり、接触不良の多いとされる2.5mm4極での接続でも安定した接続が得られる高品質プラグです。

 

お写真とご感想をいただきました。

写真の時点でも相当なクオリティの高さが伺えましたが、実物を手に取って改めて今回依頼した事が正解だったと思いました。
今まで使用していたオヤイデのHPSC-35と比較してもケーブルの取り回しの良さは圧倒的ですし、何より簡単に外れかかってしまうような事もなくしっかりと収まっているのが素晴らしいです。
音の傾向としては低音のボワ付きが収まった事で低域が痩せることなく引き締まり、結果として一枚膜が剥がれたような音になったことで望んでいたボーカルの出も向上するという予想以上の変化でした。
個人的にケーブルに音の劇的な変化は求めていなかったのですが、良い意味で期待を裏切られた事に感動しました。 

Mogami2799はシールドとジャケットを撤去した後編組チューブ仕上げとしていますが、十分柔らかく使いやすい線材だと思います。
また音質の面でも十分な良いベクトルでの変化を感じていただけましたようですし、何よりでした。

ありがとうございました。

 

 

v-moda M100用バランスケーブル 120cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:Mogami2799
外装:ナイロン編組チューブ ブラック・メタリックブルー
ヘッドホン側:3.5mm4極 プラグ軸のみ
アンプ側:2.5mm4極 NobunagaLabs NLP-PRO-IS25
商品代 9179円 (価格は製作当時のものです)