4.4mm5極を3.5mm3極・4極、2.5mm4極、XLR4極、XLR3極x2など色々な形式に・・変換アダプタ、変換ケーブルいろいろ

4.4mm5極プラグ、バランス接続自体がハイエンドなのでかなりゆっくりではありますが、浸透してきています。

今回は、4.4mm5極プラグを色々な形式に変換するアダプタ・変換ケーブルをご紹介したいと思います。

まずはやはり、普遍性を持たせる為には3.5mm3極プラグへの変換でしょう。
日本ディックス製の4.4mm5極ジャックは3.5mmジャックなどに比べて大きいので、E4UAに在庫する3.5mm3極プラグではカナレのF-12しかこれが入るものがありませんでした。
使用される際は接続された4.4mm5極プラグまで入れるとかなりサイズの大きいプラグになってしまいますので十分注意してお使いいただく必要が有ります。F-12はとても強靭な業務用プラグなので横方向への力がかかるとプラグが折れるよりもジャックが壊れる可能性の高いものです・・
2019/8/13追記
NobunagaLabsより4.4mm5極ジャック NLP-PRO-TPFEM44/5が発売され、このボディに3.5mmプラグや2.5mmプラグを内蔵させる事ができます。これにより日本ディックス製の高価な4.4mm5極ジャックを使用せず、プラグアダプタを製作できるようになりました。

 

ケーブル付きのものは、色々と線材やプラグ種類を変えて製作のご依頼をいただいています。
4.4mm5極ジャックは金属ボディを配する事は可能ですが、金属の切削加工工程が多く高価な変換ケーブルになってしまいます。線材の使用量は少ないので、線材は少々良いものを奢ってやっても商品代金的にはそれほど上がりません。ボディを収縮チューブで形成すると、もっとお安く製作する事もできます。

 


6.3mm3極プラグに変換する事も可能ですし、3.5mmプラグでは強度的に気になる方で据置環境の方でしたらお薦めできる変換です。
現在の所上記のFurutech CF-763SM(R)とオヤイデ P-240Tでの製作が可能です。
L型プラグではAmphenolAudioのACPS-RB-AU辺りが使用可能です。

 

 

そしてやはり、今ではポータブル用バランス接続のスタンダードである2.5mm4極への変換も、必要に感じられる方の多いものだと思います。
2.5mm4極は強度がとても低いですので、3.5mm3極への変換と同じくケーブル付きのものが良いように思います。

 

  

XLR3極x2やXLR4極に変換するのも、今までお使いだったアンプをそのまま使っていただけるようになりますので良いと思います。
上記作例ではSONY/KIMBERを使用しているのが3本、オヤイデPureOCCを8芯編み込んだものが1本です。
またボディは金属ボディにされるととても格好の良いものができますし、収縮チューブ仕上げにされると少し安価に製作する事もできます。

 

トープラ製4.4mm5極ジャックが発売されましたので、アンプ側がXLR4極でしたらNEUTRIKのNC4MXX-BやNC4MX-HDに内蔵する事ができるようになりました。これでしたら最短での接続であり、線材による音の変化も最小限に抑える事ができます。XLR3極x2や、延長ケーブル的な使い方をする必要が無いのならば、この方式が良い場合が多いと思います。

 

製作のご依頼、ありがとうございました。