新規部品が入荷 銀メッキ線など線材5種類 Viablueスプリッター2種類 ULTRASONEヘッドホン側プラグなど (8/24 追記有り)

新規部品が入荷しました

今回は線材が5種類、スプリッターが2種類、プラグが1種類です。

 

線材からご紹介します。

ACROLINK
極細銀メッキ7NOCC 400円/m
19/0.05 32AWG (約0.03sq) 撚り線
テフロン系被覆
外径0.37mm

以前、ACROLINKの銀メッキ7NOCCの線材について書きました。素線は同じものが使われていて、あちらは65本構成でしたがこちらは19本構成、イヤホン・ヘッドホン用として0.03sqはぎりぎりの細さのものです。
音質傾向は太いタイプととても似ていますが押し出し感は少し弱く、比較するとウォーム寄りのモニター的な印象で、繊細に音を描くような感じです。

ケーブル製作時は2芯以上をツイストしますが、極細ですのでかなり細かくツイストしても太くなったり硬くなったりせず、また収縮チューブでの外装形成を行ったとしても細くできます。
ストレート部のツイストを行い収縮チューブ仕上げを行った時点で爪楊枝1本分ぐらいの太さになります。上の写真は4芯ツイストを行い、収縮チューブ仕上げとしたものです。
着けているのか分からないような極上の装用感が欲しい方にお薦めできる線材です。

 

 

 

ACROLINK
極柔 銀メッキ6NOCC 380円/m (製作費換算時300円/m)
14/0.05 33AWG (約0.027sq) アラミド繊維入り撚り線
ポリウレタン系被覆
外径0.8mm

屋外用ケーブルとして、こちらもかなり良いものが入荷しました。ポリウレタン被覆の銀メッキ線です。
ポリウレタンは医療分野でも人工血管などで使用されていますが、人体への攻撃性がとても少なくまたとても柔らかい為、日常生活においても使われる所が増えてきています。テフロン系と同じく接着が難しい素材で、まだまだ高価な素材な為に分野を絞って使われる事が多いです。
オーディオケーブルではポリウレタン被覆はestronのケーブルが有名で、最近はALO AudioなどからもLitzが出ていますし、柔軟なケーブルの被覆としては良いものだと思います。被覆が柔軟な分引っ張り断線には弱くなる所ですが、この線材はアラミド繊維が撚り込まれており、屋外使用で重要になる引っ張り強度も十分なものになっています。
音質傾向は、素線径はそれほど太くないので押し出し感は少ないですが、ボーカルが近く、また音場も広めでモニタリングと言うよりもリスニング向けかもしれません。
他の銀線や銀メッキ線と比べて部品代が低めに設定しました。銀メッキ線の音を試してみたい方にもお薦めできそうです。

 

 

Belden 88761 580円/m
22AWG 錫メッキツイストペア テフロン系(FEP)被覆 Beldfoilシールド
22AWG ドレン
テフロン系(FEP)ジャケット

ずいぶん前より88761は入手ができなくなっていましたが、復活しました。
87761も芯線は同じでほぼ同等性能ですが88761でないとダメな方にはこちらを。
87761との違いは、ジャケット(外装)の材質違いです。

 

 

オヤイデ電気
HPC-24W V2 102SSC 650円/m (製作費換算時300円/m)
19/0.12 24AWG (0.2sq) PFA被覆
コットン介在 横巻シールド TPEジャケット
外径3.5mm (細線用編組チューブ対応)

HD800用に開発されたPCOCCのHPC-24Wも、銅を102SSCに変えてHPC-24W V2として新発売されました。E4UAでもあまり大量ではないですが入手しています。
102SSCの線材はHPC-26T V2は既に在庫しておりケーブルも製作していますが、これでもかというほど精魂込めて作られた銅を使用しています。
HPC-26T V2は同軸1芯x2の平行線でしたがHPC-24W V2はシールド付きツイストペアの線材で、1本でGNDを共用とした片出しヘッドホン用ケーブル、2本使用するとHot/Cold/GNDを配する両出しヘッドホン用ケーブルを製作できます。
両出しケーブルではなかなか太いものができますが、シールドをヘッドホンまで持ってくる事でS/N比が高まり、より高音質化ができます。過去に発売されたHPC-24Wそのままではありませんが、スピリットはきちんと受け継いでいると感じます。

 

 

Mogami 3080 250円/m
7/0.18 33AWG (0.178sq) 架橋ポリエチレン被覆
錫メッキドレン 横巻シールド

AES/EBU用として安価なケーブルを入れてみました。
とても柔軟に作られており、引き回しがとても楽だと思います。

 

 

 

Viablue ケーブルスプリッター
SC-2(左) 1300円 長さ40mm 外径φ20mm
NF-A7(右) 1000円 長さ30mm 外径φ15mm
(製作費換算時 各500円)

Viablueのケーブルスプリッターも少し入れてみました。
SC-2は通常はスピーカー用とされたもので、ヘッドホン用にするには少しサイズが大きいですが、EPC-4をViablueの編組チューブに入れた状態でも問題無く使える唯一のスプリッターです。太めのケーブルを据え置きでゆったり使いたい方に。
NF-A7スプリッターはSC-2よりも小型です。ですがそれでもイヤホン用には大きすぎるかもしれません。分岐側も1穴仕様になっています。

 

 

ULTRASONE Edition8 EXなど
LEMO FGG.00.302.CLAD27 8400円/2個

(製作費換算時2500円/2個)

ULTRASONE Edition8 EXに採用されたLEMOプラグ00番で2極のものも入れてみました。
3極のものはAKG K812シリーズに使用されていますし、このLEMOの00番2極はSENNHEISERのHD800にも使用可能です。HD800は純正ケーブルのプラグはロック機構は有りませんが内部的にはLEMOと同じになっており、このプラグを使用するとHD800でもロックがかかります。勿論Edition8 EXでもロックを含めて問題無くお使いいただけるものです。
ケーブル径は3極版と同じく細身のものしか通りません。

 

 

Viablue T6s XLR Male & Female
4000円/赤黒セット (製作費換算時1600円/セット)

プラグ軸は24Kメッキが施されており、Viablueの重心の低い音を支えるでしょう。
ViablueのBlack/Goldの雰囲気が好きな方にはお薦めできるもので、ケーブルの雰囲気がとてもゴージャスになります。

 

以上、よろしくお願い致します。