ヘッドホン・イヤホン側変換アダプタ その8 Ultimate Ears UE系CIEM2ピン TF10Pro QDC2ピン (CIEM2ピン・MMCX化)
Ultimate Earsから発売されるCIEMは、他のCIEMとは少し違ったプラグ形状をしています。
殆どのメーカーがCIEM本体にプラグが埋まりこむか、埋まりこみ無しを採用する中、UEのCIEMはピンの太さが少し違う上にプラグ側埋まりこみという、ちょっと変わった接続方式です。
今回はそんな”ちょっと変わった”プラグに変換するアダプタをご紹介させていただきます。
MMCX – UE系CIEM2ピン (黒 70度)
MMCX – UE系CIEM2ピン (透明 70度)
CIEM2ピン – UE系CIEM2ピン (透明 70度)
CIEM2ピン – UE系CIEM2ピン (黒 70度)
CIEM2ピン – QDC2ピン (10Pro用プラグ・透明)
UEはTF10Proの頃よりプラグ側埋まりこみで0.75mm2ピンプラグを使用していました。
これがCIEMのReferenceRemasterdやPro系でも同じで、少し形状は違いますがプラグ側埋まりこみ0.75mmピンが使われています。プラグ側埋まりこみの形状はプラグ接続部からの汗の侵入が少なく、また強度も確保されますので良いものだと思います。
最近のQDCのイヤホンはこのUE系0.75mm2ピンとほぼ同じものが使われているようですね。
通常のCIEM2ピン(0.78mm)を無理やり入れると、純正や専用の0.75mm2ピンのケーブルはユルユルになってしまって使えない・・とか、極性が0.78mm2ピンとは違った配置になっていたりと、形状は似ているもののやはり専用設計である事が分かります。
変換アダプタの製作においては、MMCX/2ピンプラグを接続した状態でどれだけサイズを小さくできるかを考えて製作しています。2ピンプラグは埋まりこみ部をマイナスの距離をもって接続するように設計しており、MMCX版と合わせて極小になるようにしています。
MMCX – TF10Pro 黒・透明
元祖UE系2ピンのTriple fi 10 Pro (通称10Pro)は数年前に生産中止となり、それからもさらに高音質で低価格なイヤホンが発売されていますが、10Proの音はやはり10Proの音、大事に使われている方も、予備を持ってる方も多いのではないでしょうか。
ケーブルは断線すると修理が必要ですが、変換アダプタは丁寧に扱っていただければ結構長持ちします。今では10Proのジャック(メス側)交換やMMCX化などのご依頼もお受けできる程度に私の腕も上がってきましたが、変換アダプタが有れば非破壊でMMCXケーブルが使用でき、また純正ケーブルに戻すのも簡単です。
MMCX-10Pro変換アダプタは、多くの方が耳掛けで使用されている事から可能な限り全長が短くなるように製作しています。これにより殆どのMMCXケーブルが使用でき、快適に耳掛けで使用していただけます。
極短変換アダプタでヘッドホン・イヤホン側2極のものは現在の所製作費左右で9000円、部品代別途で製作させていただいております。