ヘッドホン・イヤホン側変換アダプタ その1 MMCX (JH4ピンやCIEM2ピンから、MMCX延長アダプタ等)

イヤホン・ヘッドホン専用の接続形式を他の接続形式で使用したい・・
そんな思いは誰もが持つ所でしょう。好きなイヤホン・ヘッドホンが増えると特に、変換した方がお気に入りのケーブルで使えるようになりますもの。

E4UAにはいろんな形式からいろんな形式へ、変換アダプタ製作のご依頼がよくあります。
小ささは使いやすさに直結すると考え、なるべく小さくなるように、また耳の皮膚に当たる事が有る事も考え表面は滑らかに、角の無いように製作しています。

今回はヘッドホン・イヤホン側MMCXで各種プラグより変換するアダプタをご紹介したいと思います。

 

CIEM2ピン – MMCX ストレート形状
CIEM2ピン – MMCX 約60度

CIEM2ピンはMMCXと双璧を成す接続形式ですがお気に入りのケーブルも変換してやれば相互活用できるようになりますね。角度はストレートから90度まで製作可能、色も基本は黒か透明よりお選びいただけます。
変換アダプタにある切り欠きの赤い部分はHot(+)側を表しています。VEを除く大抵のCIEM2ピンプラグは上をHotとしているようですので、これと合わせていただく事で極性を合わせていただく事ができます。

 

 

JH4ピン – MMCX ストレート形状

JH4ピンケーブルは大抵のものは高品質で高価なものです。これをMMCXで使用できれば、高品質なケーブルの使いまわしができるようになりますね。

 

 

 

MMCX – MMCX 約80度

こちらはFinalのF7200/F4100用としてMMCXメスからオスで約80度の角度変換です。
同イヤホンは純正ケーブルのイヤホン側が90度のプラグですが、変換アダプタにおいては使用するMMCXプラグの太さを考える必要が有りますので約80度で製作しました。

 

かなりいろいろなヘッドホン・イヤホンに使用されているMMCX、私もヘッドホンのデタッチャブル化などでも使用しています。機械的な強度は中心接点以外はかなり高く、大事に扱えば長持ちする規格と思います。少々ならラフに扱っても壊れにくい所も良いですね。経年劣化で回転すると雑音が入ったりする事が有りますが中心接点の調整で大抵は修理可能、回転する事でケーブルをフィットさせやすい事も良い所だと思います。

 

 

SHURE SRH1440 SRH1540 SRH1840 MMCX延長アダプタ アクリル形成
SHURE SRH1440 SRH1540 SRH1840 MMCX延長アダプタ SRH1840系専用プラグ使用

ヘッドホン・イヤホンMMCXの基礎を作ったSHUREですが、MMCXヘッドホンのシリーズであるSRH1840系に使用されているMMCXは、ヘッドホン内部かなり奥深くに設置されており、多くのイヤホン用MMCXプラグでは到達不可能です。
ですがこれをMMCXでリケーブルできれば・・と思うのは当然でしょう。
こんな場合も、MMCXで延長してやると市販のMMCXケーブルを使用する事ができます。
アクリルで形成すると極短での形成が可能ですし、プラグ出口において角度を付けてケーブルが肩に当たらないようにする等も可能です。
専用プラグを使用すると、少し全長は長くなってしまいますが見た目にも問題無いものができます。

 

極短変換アダプタでヘッドホン・イヤホン側2極のものは現在の所製作費左右で9000円、部品代別途で製作させていただいております。