SONY MDR-EX1000用バランスケーブル オヤイデ4N純銀撚り線&PureOCCツイスト 120cm “03J”
SONY MDR-EX1000用ケーブル製作のご依頼をいただきました。
今回ご依頼いただいた方は、メールをいただいた当初はMogami2526などをお選びになっていたのですが、途中から銀線に興味を持たれ、仕様を詰めていき、最終的にE4UAとしては最新の線材の製作から行う事になりました。
線材はオヤイデ4N純銀撚り線とPureOCCをツイストしたものです。Hot側に4N純銀撚り線とPureOCCを1芯ずつ、Cold側に4N純銀撚り線を1芯使用した、片チャンネルあたり3芯仕様となっています。見た目も銀の中に銅の色が混じっていて、ぱっと見から少し変わったケーブルである事が伺えます。
この線材、個人所有のaudio-technica ATH-E40で同線材での音は、銀線でよく感じられる繊細で伸びやかな高域と、銅線で感じられる深くふくよかな低域を同時に持ち合わせたもので、ATH-E40は締まりながら深い低域を響かせる機体ですが、これがさらに深い所まで味わえるものでした。
4N純銀撚り線もPureOCCも、どちらも安い線材ではありませんので商品代としても少し高くなってしまいますが、銀線でも銀メッキ線でも銅線でもない音は多分これでしか味わえないような気もします。
ヘッドホン側はMDR-EX800ST純正ケーブルよりプラグのみを抽出し、プラグボディをアクリル形成したものです。このMDR-EX1000系プラグは真鍮削り出しのネジ部分がプラグ軸に嵌っていて形成が難しいのでしょう。未だアフターメーカーからプラグのみの販売も無く、MMCX変換などを製作する際も全て新品の純正ケーブルよりプラグを抽出して製作しています。純正ですので嵌合は完璧ですが少しお値段が張ってしまうのが難しい所です。
アンプ側プラグは2.5mm4極でL型、NEUTRIK NTP3RC-Bのプラグボディと細身プラグの軸をニコイチしたものです。2.5mm4極プラグでL型のものは種類がかなり少なく、アクリル形成ボディでよろしければ低背で軽く使いやすいプラグが製作可能ですが、金属のボディが欲しい場合はこのNEUTRIKニコイチか、Pailiccsニコイチのどちらかになってしまいます。ニコイチNEUTRIKは少し横方向への張り出しが大きいですが、低背にできますので取り回しの良いプラグにできます。
ありがとうございました。
SONY MDR-EX1000用ケーブル 120cm 分岐長35cm 3+3芯ツイスト
E4プレート・シリアルナンバー 有
メモリーワイヤー無し・透明収縮チューブによる形状固定6cm
スライダー有り
Hot側線材:オヤイデ 4N純銀撚り線&オヤイデPureOCC
Cold側線材:オヤイデ 4N純銀撚り線
外装:透明収縮チューブ スミチューブC
ヘッドホン側:MDR-EX800ST抽出プラグ アクリル形成プラグボディ
アンプ側:2.5mm4極 ニコイチNEUTRIK
商品代 29102円 (価格は製作当時のものです)