beyerdynamic T1 2nd generation用ケーブル SAEC SPC-350 250cm 左右セット “021” “022”

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beyerdynamic T1 2nd generation用バランスケーブル製作のご依頼をいただきました。

同社のフラグシップヘッドホンの屋内用、ポータブル用が2nd Gen.となって数か月が過ぎました。またAstell&Kernとのコラボレーションヘッドホンも発売されましたね。beyerdynamicらしい商品展開だと思います。どのモデルもヘッドホン側が着脱可能になっており、プラグも同一ですのでケーブルの使いまわしが可能で、これら用のケーブルを持っておけばSONY MDR-Z7もアサインが同じですのでそちらにも使用可能ですね。

今回、ご依頼いただいた当初より線材はSAEC SPC-350をご指定でした。この線材、正しくはスピーカーケーブルです。勿論ヘッドホンもスピーカーが入っていますので使用可能ですが、少し硬いですね。ポータブル用ではないので問題は無いですが、もしポータブル用途に転用するならば芯線のみ抜き出すと少しは柔らかくなるかもしれません。ジャケット有りのそのままの状態では入る編組チューブは有りませんし、有ったとしても今度はヘッドホン側プラグに入らなくなりますので、今回は線材そのままの形でプラグを取り付けました。

ヘッドホン側プラグは、他のT1 2ndやT5p 2nd、AK T1p用などと同じで細身プラグの軸とAECアルミボディプラグのボディをニコイチして製作しました。今の所この組み合わせ以外で使用可能なプラグが無いのですが、個人的にはプラグボディはブラックのものもあった方が良いようにも思います。AECアルミボディのボディは既にアルマイト処理されていますのでこれを剥がして再度アルマイト処理をするのも大変ですのでとりあえずはこのままです。もっと良いプラグを見つけてこなければなりません・・
E4プレートとシリアルナンバーはヘッドホン側プラグの両方に入れました。左右の識別は無いのですが、左右のケーブルがバラですので問題無いとの依頼者さまのご要望による所です。

アンプ側プラグはNEUTRIK NC3MXX-Bを使用しています。もっと他に選択肢が有っても良いようなものですが、接続の確実性を考えるとXLRプラグはNEUTRIKが第一選択で、同点でITTですがボディが黒のものはNEUTRIKしか無いので、E4UAではNEUTRIKのみを標準在庫としています。

ありがとうございました。