beyerdynamic T1 CIEM2ピンデタッチャブル化、 純正ケーブルにCIEM2ピンプラグ取り付け
beyerdynamic T1のデタッチャブル化のご依頼をいただきました。 beyerdynamic T1本体改造
・0.78mm 2ピンでデタッチャブル化
CIEM 0.78mm 2ピン メス側 1600円/2個
内部配線 Neumann BV-2461 1600円/m x0.2 320円
改造工賃 5000円
商品代 6920円
beyerdynamic T1より取り外した純正ケーブル改造
・ヘッドホン側には0.78mm2ピンプラグを取り付け
・アンプ側プラグより15cmほどで切断、切断箇所にXLR4P(F)(M)を接続
CIEM用 0.78mm 2ピンプラグ 1000円/2個
イヤホンなどの極小プラグ(2極まで)取り付け工賃 1200円/個 x2 2400円
XLRプラグ NEUTRIK NC4FXX-B 1000円
XLRプラグ NEUTRIK NC4MXX-B 800円
XLRプラグ取り付け工賃 800円/個 x2 1600円
商品代 6800円
ヘッドホン本体はケーブルを取り外し、0.78mm2ピンジャックをパテで埋め込み、隙間をUVレジンで埋めました。+側の表記は埋め込みジャックの底に赤(右)と青(左)で表しています。
内部配線はNeumann BV-2461より抜き出した芯線を使い、また半田もWBT-0800を使う事により、音の経路はほぼ全てドイツ製としました。
2ピンプラグは3.5mmや2.5mmプラグとは違い回転する機構は有りませんが接触面積が多く(2.5/3.5mmプラグは点接触に対して2ピンプラグは線/面接触)、物は中華製ですが金属の使用度合いが少ないので音質に与える影響も少なく、占有スペース的にも抑えられるので個人的には好きな接続形式です。
純正ケーブルはドイツSommerのPeacock MkII(銘入り)が使われていました。XLPE被覆のOFC、コットンドレン入りで耐久性の高い良い線材ですね。これにヘッドホン側はCIEM用2ピンプラグを取り付けましたがプラグボディのケーブル穴は細く、形状記憶ワイヤー入りのPeacock MkIIは入りませんでした(そのままでも入らない)。ですのでパテ形成・収縮チューブ仕上げとし、+側の表記は穴空き収縮チューブで赤/青を覗かせています。
CIEMで使われるとの事でしたので形状記憶ワイヤー入りにしましたが、あまりにも太く重いのでワイヤーは後日撤去しました。
アンプ側はXLR4極を、元のアンプ側プラグからプラグ肩~肩が15cmになるように切断し中継する形で取り付けました。これで純正ケーブルの音は殆ど崩さずに、バランスアンプにもシングルエンドアンプにも接続できるようになります。
ありがとうございました。