MMCXケーブル オヤイデ4N純銀撚り線ツイスト 120cm、MDR-EX1000系 MMCX極短変換アダプタ
SONY MDR-EX800STをお持ちの方より、これの純正ケーブルのヘッドホン側プラグを切断、プラグ軸をMMCXアダプタに変造、プラグを切除した純正ケーブルにMMCXプラグを取り付け、また汎用のMMCXケーブル製作のご依頼をいただきました。
写真はMMCXケーブルですが、線材はオヤイデ4N純銀撚り線をツイストしています。
外装に高透明収縮チューブであるスミチューブVを使用しています。透明度がとても高い収縮チューブで、銀の色を魅せる為には最適のものです。ただ少しだけ難点もありまして、特に冬場は硬いのです。またスミチューブVはビニル系の収縮チューブで皮脂で劣化(硬化)しやすいという事があります。
この辺の、硬さ・劣化しやすさが無いのがオレフィン系の収縮チューブで、大抵のものがこれです。温度に対する変化はビニル系の収縮チューブより少なく、冬場でも硬すぎたり形状が記憶してしまったりなども少なく、また皮脂での劣化も無いのですが、オレフィン系の収縮チューブの透明のものは最初からほんのい少し黄色がかっており、また経年劣化で黄化しやすいです。
どちらも痛し痒しなのですが、お使いの雰囲気によって、使い分けていただければと思います。
アンプ側プラグは3.5mm3極、Furutech FT-735SM(R)を使用しました。ご依頼者さまはFurutechの商品がお好きとの事で、カーオーディオなどでも同社製ケーブルを使用されているとの事、ポータブルオーディオもまた深い世界ですがカーオーディオも深そうですね・・
ヘッドホン側プラグはMMCX オヤイデ製メタルボディのものです。オヤイデのHPの商品ページには否定的な意見が散見されますが、今の所E4UAでは何本か使用し製作していますが不具合の報告はいただいていません。メッキの質も良く、精度良く製造されていますので良いものではないかと思います。
お写真とご感想をいただきました。
あまり良く撮影出来ませんでしたが、800STと繋げた写真を添付します。
「白い銀色」ではなく、シルバーアクセサリーの様な銀色でキレイですね~
さりげなく分岐部のE4プレート・シリアルナンバーがまたカッコイイです!!
音の方ですが、今までと同じ環境(スマホ⇒XBA-A3)で聴き比べました。良い耳も音源も持ってませんが、直ぐに違いが分かりました。
今までフルテックのADL iHP-35にリケーブルしていましたが、それと比べて一般的な言葉ですが、まさしく一皮剥けた音です。ピアノやハイハットの余韻が今まで以上に長く聴こえます。XBA特有の盛り気味の低音が引き締まってボワつきが消え、埋もれて僅かしか聴こえなかった効果音やバッキングがハッキリ聴こえます。
今まで耳元から一直線で聴こえていた感じが、イコライザーやエフェクトはOFFにしていましたが、サラウンド状態で聴こえてくる様な感じでした。エコーやリバーブが効いている曲は、本当に気持ちよく聴こえます。スマホ直結でさえこんなに変わるものなのか…、と驚きました。
これがグラウンド分離やバランス接続だったらどうなるのか…今後の課題です。
MMCX変換アダプタ製作もありがとうございました。不都合なくケーブルと接続出来ています。
これが800ST本来の使用方法ではないのかも知れませんが、自分には800STに今回製作して頂いた銀線ケーブルがドンピシャでした。今まで以上に各楽器の音がハッキリ聴こえるようになりました。A3購入後、出番の少なくなった800STが復活する機会になりました。
それなりの金額が掛かりましたが、それ以上の効果がありました。
本当に良い製品を製作して頂いたと思っております。
ご感想より、XBA-A3にオヤイデMMCXが適合するのが分かりますし、このご感想を送っていただいた後、XBA-A5もご購入されたそうです。そちらでのご感想は
更に全音程が
締まった低音に透明感のある高音、正しく自分好みの音になりまし
との事で、十分にご満足いただけましたようです。
ありがとうございました。
汎用MMCXケーブル 120cm(分岐長45cm)
線材:オヤイデ 4N純銀撚り線
外装:高透明収縮チューブ スミチューブV
ヘッドホン側:MMCX オヤイデ製メタルボディ
アンプ側:3.5mm3極 Furutech FT-735SM(R)
商品代 19806円 (価格は製作当時のものです)
MDR-EX1000系 – MMCX 極短変換アダプタ
純正ケーブル持ち込み・プラグ抽出
商品代 6800円 (価格は製作当時のものです)
MDR-EX800ST純正ケーブル ヘッドホン側プラグ交換 パテ・収縮チューブ仕上げMMCX
商品代 4650円 (価格は製作当時のものです)