SENNHEISER HD25-1II用 右出しケーブル Mogami2944 110cm ブラック “00M”
SENNHEISER HD25-1IIは永遠のヘッドホンのような気がします。最近では海外ではHD26Proなるヘッドホンも発売されているそうですが、正統進化の評価はあまり無く、HD25が好きな人が試聴せず買うと失敗するような書き込みも見られます。メーカーとしては新機種を出さないといけない思いは有るのでしょうけど、HD25は是非ずっと販売し続けてほしいヘッドホンですね。
今回のご依頼では、当初はMogami2799でのご依頼でした。ですがお見積り立てさせていただいた後、さらにblogを十分にお読みいただき、Mogami2944での製作に変更されました。Mogami2944での締まる低域と晴れ渡る高域にいたく興味を持たれたそうで、その他の構成もblogの記事を参考にご指定頂きました。
線材はMogami2944 シールド付きツイストペアの線材です。Mogami2799と全く同じ芯線が使用されていますがMogami2799はシールド付きスターカッドです。個人的にはGND分離やバランス接続はできませんが、HD25にはMogami2944などのツイストペアの線材が合うように思います。Mogami2799と2944を比較すると、Mogami2944の方が高域のヌケが良く、また低域はかっちり締まった音になります。私のHD25も色々な線材を試しましたが最終的にシングルエンド用はMogami2944(HD25本体は制振改修済)に戻りました。HD25はAmperiorを除き全て伝統の鉄線が使われていますので銅線にした時の音の変化は大きく、目の覚めるような体感をしていただけるように思います。
ヘッドホン側プラグはゼンハイザープラグではE4UAでは一手ですが、ACROLINK FP-650というプラグを使用しています。CARDASからもゼンハイザープラグは販売されていますが殆ど同じ品質でACROLINKの方が安く、溶けやすさも同じぐらいですのでE4UAではこちらを使用しています。HD25で使用する場合、そのままではHD650用に設計されていますのでプラグボディが大きくフィッティングが悪いですのでボディ部分を切除し、収縮チューブなどでボディ部を作成しています。プラグにある穴は左右の識別の為の色窓と、指を引っ掛ける為のものです(c)。収縮チューブにポンチで穴を開けただけですが、これがあるだけでも十分にその役目を果たす事ができ、色窓を内側にするだけでそのまま(プラグ軸の太さなど確認せずに)プラグの装着が可能になっています。
アンプ側プラグは高品質なViablue T6s smallです。ブラックの編組チューブと相まって重厚な雰囲気が出ています。ケーブルブーツは内装式としている為、すっきりとした外観にまとめることができました。
お写真とご感想をいただきました。
きちんとケーブル届いておりましたのでご報告致します。
本当に丁寧に作られており、
そして、
音を言葉で表現するのは大変難しいです。
ですが十分感動していただけた事は文面から感じる事はできます。
ケーブルの仕上にもご満足いただけましたようでなによりでした。
ありがとうございました。
SENNHEISER HD25-1II用ケーブル 右出し 110cm
E4プレート・シリアルナンバー有り
線材:Mogami2944 70円/m x1.6 112円
外装:ナイロン編組チューブ 100円/m x1.1 110円(ブラック)
ヘッドホン側:ゼンハイザープラグ ACROLINK FP-650 1200円
アンプ側:3.5mm3極 Viablue T6s small 1600円
その他:収縮チューブなど 300円
部品代合計 3322円
製作費 6055円
商品代 9377円(価格は製作当時のものです)