Fostex TH909用ケーブル ACROLINK 7NOCC ワインレッド

Fostex TH909用ケーブル製作のご依頼をいただきました。

TH909はFostexのヘッドホンのオープンバック型(開放型)の最新モデルですね。
今までRPシリーズではセミオープンとフルオープンのモデルは有りましたが、THシリーズとそのOEMヘッドホンでは全てクローズバック型(密閉型)でした。と言ってもほぼ全てのTHシリーズは完全な密閉型ではなく、シェルの隙間が十分に取られたセミオープンとも言えるものでしたが、TH909はドライバーの真後ろががっつり開いたモデルになっています。

今回ご依頼いただきました方、E4UAは過去にもご利用いただいていましたので仕様をきちんと決定して、ご依頼をいただきました。ですので仕様策定のメール返信も少なく、サクサクとお見積りを立てさせていただき、製作を行わせていただきました。

線材はACROLINK 7NOCCを使用し、片チャンネル2芯のツイストを行っています。
TH909の純正ケーブルは音は良いものなのですが如何せん太く取り回しが悪く、快適に使用できないと考える方もおられるのでしょう。取り回しの改善が、今回ケーブルを製作するのに最重要とも言えるポイントでした。その点ではTH909の純正ケーブルもメーカーは違えど7N銅が使われており、ACROLINKの7N銅は純正ケーブルと似た所の音を出せる線材としても、またテフロン被覆ながら被覆は薄いので4芯のツイストを行っても十分柔らかいので、良いチョイスだと思いました。
外装はワインレッドのナイロン編組チューブ仕上げを行い、またYスプリッターも入れる事でケーブルに締まりが出来ました。ワインレッドの色はTH909のシェルの色とも似ており、ケーブルを変えても統一感は出ていると思います。

ヘッドホン側プラグは、過去にはFitEar用プラグを改修してTH900mk2用ケーブルを製作したりしていましたが、最近になってようやく専用プラグが発売されるようになり、これを使用しています。やはり専用に設計されたプラグは、接点のロック以外の出っ張りによるロック部分も綺麗に再現されていますので、安心してお使いいただけるものができていますね。

アンプ側プラグは当初はXLR4極プラグで考えておられましたが、これを4.4mm5極プラグに変更して製作を行いました。
4.4mm5極プラグの波はまだまだ小さく先発である2.5mm4極のデファクトスタンダードには勝っていませんが、それでも4.4mm5極ジャックを搭載するDAPやPHPA、据え置きアンプも登場しており、バランス接続用コネクタの一角を確実に固めていってますね。
こちらプラグはNobunagaLabs NLP-PRO-TP44/5を使用しました。トープラ製軸が使われており、金メッキの質が良く長期間安定してお使いいただけるものになっています。

 

ありがとうございました。

 

Fostex TH909用ケーブル 150cm
分岐長35cm
線材:ACROLINK 7NOCC 片チャンネル2芯ツイスト
外装:ナイロン編組チューブ (ワインレッド)
外装:Yスプリッターb  (ブラックアルマイト)
ヘッドホン側:TH909系専用プラグ
アンプ側:4.4mm5極 NobunagaLabs NLP-PRO-TP44/5
商品代 32180円 (価格は製作当時のものです)