ULTRASONE Tribute7用ケーブル ACROLINK銀メッキ7NOCC 8芯編み込み メタル編組チューブ仕上げ *Numberd

ULTRASONE Tribute7用ケーブル製作のご依頼をいただきました。

同ヘッドホンについて詳しくはE4UAblog内の過去の投稿を見ていただくとして・・国内にもそれほど大量には無いであろうTribute7の交換用ケーブル製作のご依頼をいただけるのは本当に光栄な事です。
またこれは他のケーブルなどでもそうですが、完成したケーブルのご感想をいただけた時は本当に嬉しいものです。時間の関係で全てのご感想を紹介させていただくのができないでいますが、ご感想をいただけた時はこの仕事を続けて良かったと思える瞬間でもあり、これからも続けていこうという源泉にもなっています。ありがとうございます。

今回製作したケーブルはご依頼いただいた方より、「Tribute7は低音の量は素晴らしいが緩めなのが玉にきず、でこれを量感は減らさず締めてやりたい」とのご要望をいただき製作したものです。
線材は当初よりACROLINK銀メッキ7NOCCか、これにオヤイデPureOCCをMixし8芯か16芯かでの編み込みを想定されていました。現在では16芯編み込みも対応できるようになりましたが、製作当時は8芯の編みこみまでしか対応できておらず、当時の最高仕様での製作でもありました。
E4UAよりお薦めさせていただいたのは、ACROLINK銀メッキ7NOCCのみを8芯編み込んだものです。
PureOCC(銅線)をMixする場合は、ACROLINK銀メッキ7NOCCが銀メッキ線である事から銀メッキ銅+銅では銅の割合が多く低域が緩くなる事が予想される事などから、銀メッキ銅ではなく純銀線とのMixが良い事などをお伝えし、またACROLINK銀メッキ7NOCCは深いながらもパリッと締まりのある低域、艶があり見通しも良く伸びの良い中・高域をもつ事などもお伝えし、今回はACROLINK銀メッキ7NOCCのみで8芯編み込みを選択されました。

外装はメタル編組チューブ(細)を使用しています。外装無しや、透明収縮チューブやカーボン編組チューブでの外装形成とも迷われていたのですが、特にカーボン編組チューブは毛羽立ちが発生してしまう事やこれを抑える為に最外層に収縮チューブによる外装形成が必要な事、また収縮チューブによる外装形成を行うとケーブルが硬くなってしまう事などをお伝えしました。
メタル編組チューブは肌触りは若干硬質ですが、とても柔らかく、またナイロン編組チューブなどと比べて重量が有りますのでタッチノイズ抑制効果も有り、特に今回はアンプ側はXLR4極での接続でGNDを配してやれる事から、シールド効果のある外装が高音質化に役立つ事などもお伝えし、メタル編組チューブを選択されました。XLR4極プラグからヘッドホン側プラグまできっちりとGNDが配されたケーブルは外達ノイズを効果的にGNDに落とす事ができ、S/N比を高く保つ事ができます。

ヘッドホン側プラグはSENNHEISER HD598用のプラグを流用しています。Tribute7の純正ケーブルに付くプラグは2極ですが、HD598用のプラグは3極です。これはHD598用のプラグを2極として使用する事で、ロック機構含めて全て問題無く使っていただける事を確認しています。
今回はストレート部8芯、分岐部4芯、さらにメタル編組チューブの重量がヘッドホン側プラグに加わりますのでロック機構は重要です。E4UAではヘッドホン側のロックピンの位置を正確に把握していますので、このロックピンの位置に合わせてプラグを付ける事でプラグ接続時には確実にロックがかかるようにしており、頭を左右に向けるぐらいの回転ではロックが外れたりする事が無いように仕上げています。
またヘッドホン側プラグのケーブルブーツは内装式と、左右の識別を兼ねた赤・白の外装ブーツを併用しています。

アンプ側プラグは高品質なNEUTRIK製XLR4極プラグ NC4MXX-Bを使用しています。プロが使用する過酷な現場で頻回の挿抜にも耐え、長期間高品質を保つ事ができるプラグです。
アンプ側プラグのケーブルブーツは全て内装式としており、すっきりした見た目を保っています。あまり無い状況ですがXLR4極プラグが垂直になってケーブルの全重量がプラグ末端にかかっても、ケーブルは綺麗に円弧を描いて曲がるようにブーツを組み込んでいます。

ご感想をいただきました。

外装の出来栄えは全く心配しておりませんでしたが、やはり見事なものですね。
ロック機構の仕組みを把握されたうえで製作されていることもあり、装着具合も極めて良好で脱落の心配もありません。

問題と感じていた音の緩さは適度に抑制されて締りが出てきました。
ちょうど狙っていたイメージ通りと言えるような締りが出ていると感じていて、音の線も細くなっておらず、期待する以上の結果となったことは嬉しい限りです。

各帯域もれなく解像度も高くありながら、キツさを出すことなく情報量の多さも感じ取ることが出来ますが、中でも低音域は特筆すべき性能が感じられます。
量感、解像度、沈み込みが高い次元でバランスしていて、これまでに聴いたことのない低音がTribute7から出てくるようになったと感じています。
#それでいて低音域に他の帯域がマスクされていたりはしないのが実に素晴らしいです。
高音域、ボーカル帯域の刺さりなども少なく、聴きやすさとパワフルさが極めてよいバランスで両立されたケーブルに仕上がっていると感じます。

この音の変化は正直自身でも想定を超えた結果に感じました。
芯数や線材の構造などの条件の変化であったり、組み立てる方の技術でも音は変化していると思われます。

今回はOPPO PM-1用のバランスケーブルからの交換でしたので、OCC導体というところまでは同条件となりますが、ケーブルの太さや長さが大きく変わりましたし、銀メッキが追加されたことでも音に変化が生じ、それが好ましい結果であったものと感じております。

製作して頂いて本当に良かったです。
今後ともよろしくお願いいたします。

まさに思われていた通りの音変化を感じていただけたようです。ACROLINK銀メッキ7NOCCは4芯だけでも十分高音質な線材ですが、8芯にするとさらに濃密な音になり、これがTribute7の性能を開花させたのかなと思います。

ありがとうございました。

ULTRASONE Tribute7用ケーブル 120cm
分岐長30cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:ACROLINK銀メッキ7NOCC 8芯 編み込み
外装:メタル編組チューブ(細)
ヘッドホン側:HD598用プラグ
アンプ側:XLR4極 NEUTRIK NC4MXX-B
商品代 36270円 (価格は製作当時のものです)

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