Astell&Kern AK T8iE用MMCXバランスケーブル Mogami2526 130cm コヨーテブラウン “023”

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Astell&Kern AK T8iE用として2.5mm4極MMCXバランスケーブル製作のご依頼をいただきました。

Astell&Kern AK T8iEは重厚な低域としっとしとした中・高域、いつまでも聴いていたくなるようなヘッドホンですね。
今回、線材はMogami2526を使用しました。Mogami2526は1芯同軸横巻シールドになっており、とても軽く柔らかい線材です。1芯同軸線ですのでステレオで使用する際は2本必要になりますが、この2本を捻った状態で編組チューブに通しています。Mogami2526はアラミド繊維などが入っていませんので、同種の線材のMogami2520などと比べて引っ張り耐性は弱いのですが、捻って編組チューブに通す事で強度UPも図ることができます。今回はコヨーテブラウンの編組チューブ(分岐部は極細タイプ)に通しました。柔らかい雰囲気がお好きとの事で、特にこの点には注意して製作しました。

ヘッドホン側プラグはMMCXプラグです。勿論AK T8iE以外にも使っていただけます。細身で金色のプラグボディは10Pro専用プラグ(メタルボディ)のボディのみ流用しました。また耳かけワイヤーは無し、収縮チューブによる形状固定とする事で、肌への当たりを極力柔らかいものにしています。

アンプ側プラグは2.5mm4極 ニコイチViablueです。ケーブル全体の雰囲気が金色で纏められており、このプラグの選択は良いと思います。Viablueから2.5mmや3.5mmの4極プラグがいつ発売されるのか心待ちにしているのですがそのような情報は一切ありません。E4UAでは若干無理やりとも言えますがこれをニコイチして製作しています。Viablueの雰囲気はそのまま、バランス接続を楽しんでいただけます。

 

お写真とご感想をいただきました。

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T8iE用のリケーブルを一週間程じっくりと聞き込みました。

ケーブルの説明に、押し出しが弱いみたいな事が書いてあり多少心配してましたが、T8ie本体が押し出しの強いダイナミックらしい音出すので、むしろ丁度良かったです。

標準ケーブルからの変化もかなり大きく、今までのリケーブルで一番変化を感じやすかったです、個人的にはケーブルやアンプなどの変化はダイナミックの方が感じやすいですね、T8ieの前に使っていた、アンジーやSE846などに比べるとですが。

あと、やはり自分には銅線の方が合ってたようです、SE846に銀メッキでも刺さりを感じたので… そして何よりも見た目がぴったりでした、もしDAP変えてak 2.5mm使えなくなったらプラグ改造お願いすると思います、その為にちょっと長めの130cmで注文してたりします。

どっしりとしたAK T8iEとMogami2526の相性は良いようですね。良いベクトルでの変化を感じていただけましたようです。全体の雰囲気がまとめられており一体感がありますね。

ありがとうございました。

 

 

AK T8iE用ケーブル 130cm 分岐長40cm
スライダー有(透明) 耳かけ部透明収縮チューブ形状記憶
E4プレート・シリアルナンバー有り
線材:Mogami2526
外装:ナイロン編組チューブ コヨーテブラウン
ヘッドホン側:MMCXプラグ軸のみ
ヘッドホン側:UE 10Proプラグボディ(ゴールド)流用
アンプ側:2.5mm4極 Viablue T6s small ニコイチプラグ
商品代 14405円 (価格は製作当時のものです)