beyerdynamic DT1990PRO用ケーブル ACROLINK7NOCCツイスト 250cm オリーブドラブ *Numberd

beyerdynamic DT1990PRO用ケーブル製作のご依頼をいただきました。

今回のご依頼、ご希望を箇条書きにしていただけましたので線材のお勧めもしやすかったですね。
いただきましたご要望は・・
・純正品レベルの解像度は確保
・中~低音に厚みを加えたい
・高音の刺さりはなるべく抑えたい
・可能な限りケーブルは柔らかいもの(太さは気にしません)
・ヘッドホン側ミニXLRコネクタはなるべく短く
(これは首を傾けた時に肩との干渉が気になるためです)
・ケーブル長は2.5m~3m、アンプ側コネクタは6.3mm標準プラグ
原文そのままです。

お勧めさせていただきました線材は、新入荷でもあるACROLINK7NOCCです。
こちらの線材、0.2sqの素線径をもっており、E4UAで標準在庫として扱う線材の中ではかなり太い方です。使いやすい線材ではMogami2534が2.3sqでこれより太いですが、ACROLINK7NOCCはテフロン系被覆で被覆の厚さがMogami2534などと比べて薄い為、ケーブルとして組んだ場合柔らかく使いやすいものになります。
また素線径の太さから低域の再生能力は高く、この点でもお勧めできるものでした。
外装はナイロン編組チューブ仕上げとし、この色はオリーブドラブにされました。屋内用として黒ではなく少し配色してやるだけでMyCable感が出ますし、良い事だと思います。

ヘッドホン側プラグはITT M-XL-3-11Mを使用、プラグの長さ的にはこのプラグが一番短いものになります。アンプ側プラグはこちらもボディが短く取り廻しの良いViablue T6sTRS 6.3mmを使用しました。金の意匠は、オリーブドラブやケリーグリーン、ワインレッドなどともよく合いますね。
ケーブルブーツはアンプ側・ヘッドホン側ともに内装式としており、ケーブルブーツ自体の劣化を抑止しながらすっきりとした見た目を確保し、長期間断線せずお使いいただけるものになっています。

 

ご感想をいただきました。

先ほどケーブルを受け取りました。短納期での仕上げありがとうございます。
1時間ほど色々と聴いてますが一聴してすぐに音の広がりと響きが良くなった事がわかりました。音の分離も更に良くなりましたが、特定の音域が出てくることもなく非常に聴きやすく感じます。ケーブルの物理的な仕上がりも非常に綺麗且つ、希望以上の柔らかさで大変満足しています。

失礼ですが正直言いますと製作依頼当初はたかが数メートルのケーブル程度で聴いてわかるような変化が出るものかと思っていました。
が、いざ聴いてみるとちゃんとわかるレベルでの変化があったことに驚いています。 

ケーブルは、実は大事な構成部品だったのです。音の信号をアンプからヘッドホンへと運ぶという、重大な使命を持っています。たかが数メートル・・されど数メートルですね。
仕上がりにも、音にもご満足いただけましたようで良かったです。

ありがとうございました。

 

beyerdynamic DT1990PRO用ケーブル 250cm
E4プレート・シリアルナンバー有
線材:ACROLINK 7NOCC 3芯ツイスト
外装:ナイロン編組チューブ  (オリーブドラブ)
ヘッドホン側:MiniXLR3極 ITT M-XL-3-11M
アンプ側:6.3mmTRS Viablue T6s
商品代 26045円 (価格は製作当時の物です)