AKG K612Pro 3.5mm4極GND分離デタッチャブル化

AKG K612 ProのGND分離化・デタッチャブル化のご依頼をいただきました。

このあいだはK701の両出しデタッチャブル化の記事を書きましたが、こちらのK612 Proは現行モデルですね。K712ProやK702の内部構造を踏襲しながらコストパフォーマンスの高いヘッドホンに仕上がっているようです。

ご依頼いただきました方はこのK612 ProをFOSTEX T60RPの純正バランスケーブルで使用されたいらしく、アサインをT60RPと合わせた上でデタッチャブル化のご依頼をいただきました。

製作においては3.5mm4極ジャックはLEMOほど大きくありませんので、これをノーマルのケーブル出口に据えて内部をアクリルで強化・固定し、純正ケーブルより抜き出した線材にてGND分離配線を行いました。見た目的にはAKGはMiniXLRでの着脱ケーブルが多いですが、3.5mmプラグでもあまり違和感の無いように仕上げています。

 

ご感想をいただいています。

元のケーブルが無くなり、元来の軽さも相まって
スッキリ、取り回しも快適になりました。
音質はバランス駆動が可能になった事で別物と言っていい
レベルではと思います。低域方向のダイナミクスの向上が
感じられます。
コネクタ部の造形の仕上がりも見事です。
ありがとうございました。 

ケーブルが無い分、これを自由に設定していただけますので軽いケーブルを使用するだけで装用感が良くなりますね。
線材による音変化でさらに追及していただけるようになりました。

 

ありがとうございました。