日立マクセル MXH-MD5000用 RHA Dacamp L1式バランスケーブル AudioCreation PC-Triple-Cツイスト 100cm ダークブラウン

日立マクセル MXH-MD5000用ケーブル製作のご依頼をいただきました。

同ヘッドホン、日立マクセルが10年ぶりに放った新作として昨年耳に挟んだ方や試聴された方、また購入された方もおられるのではないでしょうか。
私も試聴はしましたが、密閉型としては広い音場と、密閉型らしい太い低域、とても艶感のある中・高域が印象に残ったヘッドホンでした。

今回、ご依頼いただいた方から頂いたご希望は
・帯域バランスを維持
・解放感と沈み込みを失わない
・押し出し感は強めが良い
・解像度の向上
・そこそこ取り回しが良い
との、ちょっとワガママなもの(とご依頼いただいた方が言われていました)でした。

お薦めさせていただいた線材はMogami2534 Mogami2520 AudioCreationPC-Triple-C の3種類でした。
音質傾向として、Mogami2534は以前製作しましたケーブルで大体の所は掴んでいただいているものとし、Mogami2520はMogami2534と低域・高域の伸び感は似ていながらも柔らかくもっと繊細な音で、MXH-MD5000のベリリウムドライバとも合うような気がする事をお伝えしました。またAudioCreationPC-Triple-Cは所謂ドンシャリ傾向の強い線材で、Mogami2534と比較すると低域は伸びるが硬く、また中・高域の表現も硬質に感じられ、高域の伸び感も強いものであるとお伝えしました。
そして今回、選択されたのはAudioCreationのPC-Triple-C撚り線でした。
同線材、PC-Triple-Cとはなんぞや・・という所は他所様に譲るとして、PCOCCが無くなってしまったから出てきた、いわば後釜商品です。ですが確実にブラッシュアップされて出て来ており、音質的にもより使いやすい、万人受けしやすいものになっています。
音質的にはPCOCCと同様の所謂ドンシャリ系のものですが、PCOCCよりも硬さが少し薄れて、空間表現能力が上がっているように思います。
このAudioCreationのPC-Triple-Cは0.18mmの素線が7芯合わさったもので、やはりさすがに0.18mm7本だと少し硬く感じられるものですので、ツイストを少し多めに行い、対断線性能を上げ、また柔らかさも同時に得られるように製作しました。ナイロン編組チューブ仕上げを行っても少し太めな為にツイストの様子が分かるものになっています。

ヘッドホン側プラグは、純正ではネジ式のロック付きプラグですが、3.5mm4極で同じピッチのあるネジ付きプラグはE4UAでは在庫しない為、汎用の段付きプラグでの製作となりました。
店頭及びネット上での情報で、NobunagaLabs NLP-PRO-IS35/4が使用可能な事が分かりましたのでこちらをお薦めさせていただきました。
MXH-MD5000の4極のアサインはMDR-1Aなどと同じで、刺されば使いまわしができるのも良い所だと思います。

アンプ側プラグはRHAのDacamp L1専用ですのでMiniXLR4極、ITTのM-XL-4-11Mを使用しました。ITTと言えばキャノン、キャノンのシュリンク版のMiniXLRもITTの品質はとても良く、ロック付きで確実な接続が得られますのでE4UAでは第一選択としています。

ご感想をいただきました。

今回初めての線材をお願いしたこともあって、期待半分不安半分でしたが、結果的には大正解でした。
純正に比べて明らかに解像度が増しており、鮮明になっています。特に中低音域が顕著です。
レンジも広がっており、高音はさらに突き抜け、低音はより沈み込むようになりました。密閉型にありがちな閉塞感はほとんど感じません。
傾向としては弱ドンシャリといったところだと思いますが、非常に自然な感じで、音の輪郭ははっきりしていますが、刺さりもほとんど感じません。結果として非常に好みの音になりました。
また、太さの割に意外なほど柔らかいケーブルで、取り回しが非常に楽なところもポイントだと思います。
この度は、素晴らしいケーブルを作っていただきありがとうございました。間違いなくお気に入りの一本になりました。

ドンピシャな1本をGETしていただいたようです。
日本人の考えだした線材が、日本人の考えたヘッドホンに合致した瞬間なのでしょうね。
太さの割に柔らかいと感じていただけましたのも良かったです。太くなりすぎないように強めにツイストしたのが良かったのだと思います。

ありがとうございました。

日立マクセル MXH-MD5000用バランスケーブル 100cm
線材:AudioCreation PC-Triple-C
外装:ナイロン編組チューブ ダークブラウン
ヘッドホン側:3.5mm4極 NobunagaLabs NLP-PRO-IS35/4
アンプ側:MiniXLR4極 ITT M-XL-4-11M
商品代 13804円 (価格は製作当時の物です)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加