新規部品を追加 4.4mm5極ジャック A2DCジャック

新規部品が入荷しました。

まず、4.4mm5極ジャックの量産品です。

NobunagaLabs NLP-PRO-TPFEM44/5 2780円 
(製作費換算時1400円)
ケーブル穴径 5.5mm (拡大化で9.0mmまで対応)

かねてよりご要望の多かった日本製4.4mm5極ジャック(中継型)がNobunagaLabsより発売されました。

実は海外製の4.4mm5極ジャックの基板付けタイプ(日本ディックス風)は9月の時点、中継ジャックは11月の時点で入手していたのですが、これらの海外製のものは挿入がかなり硬かったり、また挿入した状態でプラグが回転すると接点が強くプラグに押されているせいでプラグに傷が入ったりと、難のある商品であった為標準在庫品とする事を見送っています。

こちらのNobunagaLabs製は先に入荷していたトープラ製の試作品と内部構造ではほぼ同じ(ジャック本体はトープラ製TMP-Y2型)で、するっと入ってパチンと止まります。回転させてもプラグに傷が入ったりせず、試作品からさらに改良された接点は長期間高品質を保つ事ができるものになっています。

A2DCのメス側(ジャック)も入荷しました。

A2DCジャック 1800円

やっと出てきました。A2DCのメス(ジャック)です。
新しい規格を作っては潰してきたaudio-technicaが、(多分)自信をもって作ったこのA2DCという規格は雌雄逆のシュリンクMCXとも言える形状をしています。
本家のA2DCジャックと同じく、ググっと入ってパチンと止まり、あまり回転しないようになっており、接続の安定性はMMCXよりも高いです。
使用する場合はヘッドホンやイヤホンのデタッチャブル化では同径の穴を開けて樹脂で固定したり、変換アダプタを製作したりします。

ここから先は構造に興味のある方はお読みください・・
通常、電流を流す接続部において、出す方はメス型、受ける方はオス型をしています。これはセオリーであり、こうする方が良い場合や、こうしなければいけない(危険)などの理由が有ります。形状としては壁コンセントを見ていただければその通りになっています。
オーディオの世界は微弱な電流ですのでこれがそのまま守られる必要は無いもので、3.5mmや2.5mmプラグでセオリーとは逆の接続が行われているヘッドホンは多いです。ただ、オーディオの世界だからこそ小型な方が良い場面も多いです。ですが小型な方が良いからと言って、既に流通する小型のプラグをそのまま流用すると不具合も起きやすくなります。
そして流通する小型のプラグをそのまま流用してしまったのがMMCXであり、イヤホン側に使用する場合は出し側(ケーブル側)がオス型、受ける側(イヤホン側)がメス型をしており、セオリーとは逆の使い方をしています。
MMCXはその構造・小型具合により、メス側の中心接点に機械的強度が殆ど有りません。MMCXプラグをイヤホンに斜めに挿入してしまうとメス側(イヤホン側・ジャック)の中心接点を斜めから押して、これが曲がってしまって接続不良・中心接点の破壊を招きます。
A2DCはと言うと、先にシュリンクMCXと書きましたが既に規格として存在するMCXというものがあります。MCXはA2DCと殆ど同じ形状をしており少し大型、ただしA2DCとの違いはその大きさもありますが、プラグ(オス)側の中心接点がピン(針)で、ジャック(メス)側の中心接点がソケット(筒)という構造にあります。MMCXも同じですが、中心接点は縦に割った筒に針が滑りこむ構造をしており、この形状はMCXと同じです。
A2DCは中心接点の雌雄が逆に作られています。これは何故かと言うと、中心接点の故障は筒側によく起こる為、交換が容易なケーブル側が筒の構造であった方が、イヤホン・ヘッドホン側に故障が起きにくく長く使えるから・・と言えると思います。

CIEM2ピンプラグではピン折れが起きると再起不能ですし、MMCXでは斜め挿入や中心接点・バネの劣化で雑音が混じったりします。A2DCはこれらをかなり高レベルで克服した、オーディオ用の接続形式であると考えています。
他にはUE系の2ピンプラグ、あれもオーディオ特化で進化したものだと思います。
A2DCはaudio-technicaしか採用していないのが玉に瑕ですね。もっと広めてほしい所です。

よろしくお願い致します。

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