ヘッドホン・イヤホン側変換アダプタ その5 audio-technica ATH-CK100PRO ATH-ESW950 ATH-LS400等 A2DC 、ATH-IM04等 ATH-IM系 (A2DC化・MMCX化) (2018年3月5日追記)

イヤホン・ヘッドホン専用の接続形式を他の接続形式で使用したい・・
そんな思いは誰もが持つ所でしょう。
ケーブル着脱式だが接続形式が特殊、でも音は良く、そのヘッドホンが好き・・使い続けたいと思う人は居るでしょうし、昔は買えなかったが今なら中古で買えるという人も居るでしょう。ですが、アフターメーカーからもケーブルが殆ど発売されず純正ケーブルも廃盤になってしまい、ケーブルが断線してしまえば終わりです。

E4UAでは純正ケーブルなどからプラグ軸を抽出してそれに線材を取り付けて再生させる事も行っていますが、MMCXなどの現在流通する形式に変換してしまうのも、扱いを容易にする良い方法だと思います。

今回は、若干接続形式が迷走しがちなaudio-technicaのヘッドホン・イヤホンの変換アダプタについて書いてみます。


 

MMCX – A2DC ストレート 通常仕様 (ATH-CKS1100, ATH-CKR100等)
QDC2ピン – A2DC 80度L型 クリア
MMCX – A2DC 90度 メタリック・バフ仕上げ (ATH-LS400, LS300, LS200, LS70等)
MMCX – A2DC 30度 通常仕様 (ATH-LS400, LS300, LS200, LS70等)

迷走しがちと先述しましたが、audio-technicaはここにきてA2DCというとても良い接続形式を開発しました。中心接点が雌雄逆の、シュリンクMCXコネクタとでも言うのでしょうか。中心接点が雌雄逆(プラグ側がソケット)とする事で、疲労の溜まりやすいソケット側を交換可能なものにし、また電流の接続形式としても正しい(出し側がソケット)ものとなっています。接続においてもクリック感のある接続で、簡単には回転しない固定ができるようになっており、MMCXのような簡単にくるくると回るようなものではありません。
個人的にはこのA2DCコネクタはもっと流行ってほしい接続形式ではあるのですが、audio-technicaが乗り気ではないのかはたまた他が気にしていないだけなのか分かりませんが、同社以外での採用は有りません。故に業界全体で見ると特殊な接続形式でもあります。

接続形式として時代の趨勢はMMCXと2ピンです。特殊な接続形式も、これらに変換してやれば色々なケーブルで使用が可能になります。上の写真はATH-CKS1100やATH-CKR100 ATH-CKR90等をMMCXで使用するストレート形状のMMCX変換アダプタ、またこれらイヤホンをQDC2ピン(UE系CIEM2ピンでL型プラグ)で使用する為の変換アダプタです。元ケーブルがどのような接続形式でも、大抵の接続形式を在庫していますので変換アダプタの製作も可能となっておます。
またATH-LS400 ATH-LS300 ATH-LS200のような耳掛け式用に、角度を付けて製作する事も可能で、装着された状態のお写真をいただいて最適な角度を一緒に考えさせていただく事もできます。

A2DC – MMCX ストレート クリアレッド・クリアブルー バフ仕上げ

またA2DCジャック(レセプタクル)が入荷しましたので、A2DCプラグをMMCXに変換する極短変換アダプタも製作可能です。audio-technica製品を主に使っていて、MMCX製品も試してみたい時に重宝するでしょう。
上の写真はクリアレッド・クリアブルーのバフ仕上げで製作したものですが、基本の黒・艶消し磨き仕上げで製作する事も可能です。
(2018年3月5日追記)

 

MMCX – ATH-ESW950, ATH-SR9, ATH-ADX5000等 アクリル形成・金属ボディプラグ使用

またA2DCはイヤホンではなくヘッドホン用の接続形式としても使われています。クリック感のある接続形式で、また簡単には回転しない構造が良いのだと思います。
ただ、上記変換アダプタと同じで交換用ケーブルはほぼ純正のみであり、音質や使いやすさの追求においては障害となりえます。ですがこれもMMCXなどに変換してやれば市販の多くのケーブルが使用可能になります。
ATH-ESW950とATH-SR9はどちらもヘッドホン側にA2DCプラグが埋まりこむ形状ですが、この埋まりこむ軸部分をアクリルで形成することで、とても強固な変換アダプタを製作する事ができます。形状の計測はできていますので、それぞれ専用形状とする事も、また両対応形状で製作する事も可能です。また金属ボディのヘッドホン用A2DCプラグを使用する事で高級感のある変換アダプタを製作する事も可能です。

MMCX – ATH-CK100PRO MMCX 90度

過去にaudio-technicaはMMCXを採用した事もありました。ATH-CK100PROです。
ただ、同イヤホンに搭載されたMMCXは、MMCXのスタンダードを作ったSHUREとは色々な点で違っていました。
違いとしては、まずSHUREとは雌雄が逆となっていました。また角度も90度回転しており、丁度ER4SRと同じような向きになっています。
前述しましたが電流出し側(ここではプラグ側)がソケット形状であるという事は、一般的には正しい事です。例えば壁コンセントの100Vは電流出し側が壁でこれがソケットです。100V出し側がプラグで接点がむき出しでは危なすぎますよね。MMCXという接続形式も、この一般論に沿うのであればプラグ側が電流出し側でありソケット形状となるものなのでしょうが、SHUREが最初にMMCXを音業界に持ち込み、ピン側をプラグに使用しました。そしてこれがスタンダードになりました。
スタンダードが一般論からすると間違ったものだったのですが、ATH-CK100PROが登場したのはSHURE他のメーカーが色々とMMCX接続のイヤホンを出した後であり、同イヤホンは後発です。後発が何を思ったか、一般論を携えて殴り込みをかけてこようと、いくら音が良くても見向きもされないのは仕方のない事でしょう。同イヤホンは鳴り物入りで登場し、それ見たことかとすぐに消えていきました。audio-technicaからMMCXを使用したイヤホンはこれ以降も発売されていません。
上の写真の変換アダプタは、同イヤホンを通常のMMCXプラグで使用する為のものです。90度で形成された、両方MMCXジャックの変換アダプタです。ATH-CK100PRO専用と言えるでしょう。同イヤホンは今もお気に入りで使い続けている人も居ます。過去には少しだけ交換用ケーブルも出たようですが、中古でも既にあまり見かけないですし、変換してしまうのが良い使い道になりそうです。さらに今ではA2DCジャックも有りますので、ATH-CK100PROをA2DCケーブルで使用する事もできそうです。


 

MMCX – ATH-IM系 ストレート形状、90度L型形状 黒・透明 艶消し磨き仕上げ(基本仕様)

少し前までaudio-technicaから発売されていたイヤホン・・ATH-IM02, ATH-IM03, ATH-IM04, ATH-IM50, ATH-IM70には、これまた専用設計の特殊な接続形式が設けられていました。
前述の、プラグ側がソケットである・・audio-technicaはどうしてもこの一般論から抜け出せないまま迷走を続け、A2DCを出したのだと思いますが、このATH-IM系にのみ搭載された接続形式でもこれが守られています。
同シリーズは既に生産終了モデルで、純正ケーブルは部品保有期限を持って廃棄されます。メーカーに注文すれば今ならばまだ純正ケーブルは手に入れる事は可能ですが、それも時間の問題ですし、なにも純正ケーブルである必要が無いのであれば、変換してしまえばいいのです。MMCXやCIEM2ピンに変換してしまえば、世の中にある多くのケーブルが使用可能になります。ケーブルが販売終了となっても、プラグ軸が有る限りケーブルは製作可能ですし、また変換アダプタも製作可能です。

極短変換アダプタでヘッドホン・イヤホン側2極のものは現在の所製作費4000円/個(左右で8000円)部品代別途で製作させていただいております。

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