プラグ付け替えのご依頼いろいろ・・

ヘッドホン側・アンプ側を問わず、プラグ付け替えのご依頼もよくいただきます。

今回はその中でいくつかのものをご紹介させていただきます。

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こちらはWhiplash Audio TWau V3のヘッドホン側及びアンプ側プラグ交換です。

ヘッドホン側プラグはJH4ピンでプラグ上に低域の可変抵抗を乗せ、片チャンネル4芯の内3芯をHot側、1芯をCold側に充てています。アンプ側はこの3+1芯に合わせて接続を変更、プラグを中村製作所 NP-254(ケーブル穴拡大化)にしました。JH4ピンケーブルは高価なものが多いですが、設定の無いものも有ります。可変抵抗をプラグ上に設置する事でほぼどのようなケーブルでもJH4ピン化できるので、聴いてみたいケーブルの幅は広がりますね。

例えば・・

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こちらのケーブル、4芯のTWauですが、これも低域可変抵抗有りのJH4ピン化が可能です。片側2芯ですがヘッドホン側プラグに低域可変抵抗が有りますので伝送は2芯で十分、プラグ内部でかなり複雑に線材が行き来しますが低域ピンにのみ可変抵抗を入れて接続しています。アンプ側プラグはシングルエンドだったものをバランスエンドに変更、中村製作NP-254プラグは高品質なプラグ軸とドライカーボンの太く短めのボディでとても使いやすいものです。

他にもJH4ピン化のご依頼は色々いただいています。

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こちらはTWau&TWcu V3 HybridのJH4ピン化

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こちらはJH4ピン化ではなく、BeatAudioのもともとJH4ピンのケーブルでしたがプラグが接触不良を起こしており、プラグ交換のご依頼でした。E4UAで在庫するJH4ピンプラグでは今の所接触不良のご報告は頂いていませんが、市販ケーブルの中には嵌合が妙にきつかったり、どこかの極のみ接触しなかったりなどもあるようです。保証期間内であれば交換もしてくれるかもしれませんが、それもできない場合はプラグ交換しか残された道は有りません。プラグを交換してまだまだ使っていただけるケーブルになりました。

他には・・

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MDR-EX1000純正ケーブルRK-EX1000LPからヘッドホン側プラグを抽出、これよりMMCX変換アダプタを製作、純正ケーブルはヘッドホン側にオヤイデMMCXメタルボディを取り付け、アンプ側はオヤイデP-3.5/4Gを取り付けてGND分離化・・というご依頼もいただきました。
この製作により、純正ケーブルの音は残したまま、いつでも戻れる上に純正ケーブルはGND分離化でさらに高音質を狙える仕様になり、MMCX変換アダプタでまた違ったケーブルを試す事もできるようになりますのでケーブル選択の幅がぐっと広がります。

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この2本は同時にご依頼いただいたものです。
SONYから発売されているKIMBER KABLEのZ7用シングルエンドのケーブルMUC-B30UM1をヘッドホン側プラグから150cmで切断、これにアンプ側プラグとしてオヤイデP-3.5/4Gを取り付けてGND分離化、また残った150cmにはヘッドホン側に3.5mm4極長い段付きプラグを取り付けてMDR-1A対応にし、アンプ側はこちらもP-3.5/4Gを取り付けてGND分離化しました。
1本のシングルエンドの長いケーブルから、2本のGND分離したおいしいケーブルが作れました。

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こちらもSONY KIMBERのプラグ交換のご依頼でした。2つのケーブルは時期をまたいでご依頼いただいていますが、MUC-B30UM1を購入され、まず1本目として分岐部をそのままUE CIEMプラグを取り付け、アンプ側は2.5mm4極ニコイチViablueとされました。なかなか無い組み合わせだと思います。2本目としては分岐部を新たに作成し、Heir Audioの8.A用として埋まりこみ無しの2ピンプラグを取り付け、アンプ側プラグはAstell&Kern AK-2.5MM-PLUG(ケーブル穴拡大化)を取り付けました。
これらの構成も、KIMBERではなかなか無いものですね。ケーブルが硬いのが気にならない方、硬くても高音質を持ってきたい方には良い選択だと思います。

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こちらもKIMBERではないですがSONY MUC-S30UM1改造で、同時にご依頼いただいたものです。
ヘッドホン側プラグから150cmで切断、ここにオヤイデP-3.5/4Gを取り付けてGND分離化、切断したアンプ側は日本製3.5mm4極ジャックをPailiccsカーボンボディ仕様にして、汎用の変換・延長ケーブルとしています。AwayではHA-2などでGND分離接続、Homeでは据置機で6.3mmシングルエンド接続と、ケーブルの音質は高音質なまま、使い勝手が広がります。

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こちらはJH純正4ピンケーブルのアンプ側プラグ交換のご依頼でした。
JHの純正ケーブルは2本、第一世代型と第二世代型です。第一世代型は2.5mm4極、第二世代型は3.5mm3極プラグのものでしたが、それらのどちらも2.5mm4極に統一、プラグはAstell&Kern AK-2.5MM-PLUGです。
JHの純正ケーブルはアンプ側プラグ近傍に低域調整抵抗のボックスが有ります。プラグ肩やケーブルブーツ終端で切断して新しいプラグを取り付けているのをよく見ますが、アンプ側プラグからこのボックスは比較的近いですのでこれらのプラグの付け方をすると、低域調整ボックスまでの距離が極端に短くなってしまい、使い辛いケーブルができてしまいます。断線ケーブルでその位置に断線箇所が有る場合は仕方ないですが、E4UAではこれを端折りであり禁忌としています。純正プラグは分解して可能な限りケーブル長を温存するようにし、使用感の低下を防いでいます。例えばJH純正4ピンの第一世代ケーブルであればアンプ側プラグをプラグ軸が見えるまで分解し、半田を外して新しいプラグに取り付けます。アサインの変更が有る場合は約10㎜ほど短くはなりますが、ほぼ使用感変わらず使っていただけます。第二世代ケーブルはプラグ内部がエポキシ硬化されていますのでこれの除去はできませんが、それでもぎりぎりまで分解してケーブルを抽出します。

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最後はこちらのケーブル、estron linum MusicをEtymoticResearch ER-4S用に極短化したものです。胸ポケット運用されている方からのご依頼でしたが、ER-4Sの軽量な所をestron linumで超快適にするケーブルのご依頼でした。
ヘッドホン側分岐長は約20cmで切断、ER-4系プラグを抵抗内蔵で取り付けてパテ形成、UVレジンでコーティングし、強固な被膜を持った綺麗なプラグができました。スライダーを除去した上で首下をぎりぎりで這うように分岐長を設定されており、完全に自分用ケーブルにされています。
アンプ側はヘッドホン側プラグからの長さをご指定で切断、3.5mm3極プラグ軸を取り付けて極小のプラグボディをアクリル形成しました。プラグボディのサイズはestron純正のものと殆ど変わらないぐらいになっており、使用感は変わらず使っていただけます。またestron linumでたまにあるプラグ根元での断線も、どちらのプラグにも十分なケーブルブーツを配していますので強く引っ張ってしまっても鋭角に曲がる事は無く、長期間安定して使っていただけるように仕上げています。

そろそろ4.4mm5極プラグが発売される頃ですが、こちらのプラグもE4UAでは入荷予定となっておりますし、良い線材で聴きたいイヤホン・ヘッドホン有りましたらプラグの付け替えはほぼどんな構成でも可能です。

ありがとうございました。

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