Etymotic Research ER-4S用 GND分離ケーブル Belden1804A(core) 120cm ブラック&ホワイト

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Etymotic Research ER-4S用 OPPO HA-2対応GND分離ケーブル製作のご依頼をいただきました。

今回のご依頼では線材や編組チューブの使い方など、多方面にわたり詳細を詰めて製作しましたが、かなり個性的なケーブルができたように思います。

まず線材はBelden1804Aを芯のみで使用しました。ER-4SとBelden1804Aは相性が良いようで、他のご注文いただいた方からも良い音との評価をいただいています。このBelden1804Aの芯線を片チャンネルにつき2本ずつ、これを極細編組チューブに通して、再度捻ったものが上の写真のケーブルです。ブラックとホワイトの編組チューブを使用したので、捻った姿はゼブラ柄になっており、個性溢れる見た目になりました。
分岐部は純正のクリップを取り付けられたいとの事で、収縮チューブなどの工作で直径9㎜になるように仕上げました。少し厚ぼったい部分になってしまいましたが、クリップが有ると使いやすい方も多いでしょうし、純正ケーブルにあったものは移植されても良いと思います。

ヘッドホン側プラグは当初はそのまま使用でプラスチックボディでもよろしいとの事でしたが、こちらの勝手な判断でパテ形成プラグとさせていただきました。プラスチックボディでも使っていただく事は可能ですが、ER-4Sは脱着にこのプラグ部分を摘まんで使用する為、プラスチックボディでは摘まむには大きく、またケーブルも直角でしか出ない為、若干使いにくくなってしまいます。パテ形成プラグは純正と殆ど同じ形状にしますのでこれらの使いにくさを回避し、純正ケーブルと殆ど同じ使い心地になります。
編組チューブ色を左を白、右を黒としましたので、ヘッドホン側プラグに左右の識別は入れていません。かなりすっきりした見た目になっています。

アンプ側プラグはOPPO HA-2にてGND分離接続をされたいとの事で3.5mm4極プラグ、オヤイデ P-3.5/4Gを選択されました。プラグ軸の品質はさすが日本製でとても良く、このプラグで接触不良が起きた事はまず聴かない、良いプラグです。

ご感想をいただきました。

一通り使ってみての感想を書かせていただきたいと思います。

<音質面>
ケーブルにいい素材を使ったことと、4極GND分離したことによって解像度が、ぐんと上がりました。それと同時に元のER-4Sに比べ、低音部分が軽く上乗せられ、サ行によって耳に音が刺さることがなくなりました。また、音場(臨場感)が広がりました。
イメージとしては、3極時の音場を逆向きの正三角形▽とします。
とがった部分がGNDだとして、ほか2つの点をそれぞれLRとしたら、4極化によっ て、GNDが2つに分かれ、大きな台形のようになり、音場が格段に広がりました。
バックミュージックが頭の中を行き来します!
ER-4Sがメガシンカしました。

<その他>
タッチノイズがひどくなりました。なので移動しながら聞くのが難しくなりました。ただ、しっかりした作りになっているので、耐久面はありそうで、安心して使っています。
デザインも気に入っております。OPPO-HA2との相性もいいのではないでしょうか。

非常に満足しております。ありがとうございました。

やはり純正ケーブルは、特に使い心地については研究されておりタッチノイズなどは響きにくくなっています。Belden1804Aは純正ケーブルなどよりは硬い線材ですので、編組チューブで当たりは柔らかくなりますがそれでも響いてしまいますね。
音の変化はとても良いベクトルで感じていただけましたようでなによりでした。GND分離による音場の変化はとても分かりやすく解説していただけました。私個人も、だいたいどのヘッドホン・イヤホンでもこのような変化を感じています。これが、正しいヘッドホン・イヤホンでの音楽の聴き方のように思っています。

ありがとうございました。

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